『それいけ、ヴォルフガング!』刊行 うまくいかない犬の成長と幸せを描く絵本

絵本『それいけ、ヴォルフガング!』

 ヴァージニア・カール作・絵、松井るり子訳の絵本『それいけ、ヴォルフガング!』(徳間書店)が3月21日(土)に発売された。

オーストリアの小さな村に、とても大きな犬がいました。なまえは、ヴォルフガング。村人も、村の犬たちもみんな仕事をしていますが、ヴォルフガングだけは、仕事がありません。いかついし、あまりかしこくないし、よくほえるせいです。せっかく仕事をもらっても、うまく続けることができません。そこで、飼い主のおばあさんは、牝牛を飼って、ヴォルフに牛乳を運ぶ仕事をさせることにしました。ヴォルフはうれしくなってしまい、がむしゃらのスピードで走ったせいで、ミルクをすっかりこぼすことに。何度やってもうまくいかず、とうとうおばあさんはヴォルフを手放すことに…。何をやってもうまくいかない犬が主人公の、最後にはみんながしあわせになるおはなし。

著者プロフィール
ヴァージニア・カール
1919年アメリカ、ウィスコンシン州ミルウォーキーに生まれ、育つ。ミルウォーキー・ダウナー・カレッジで美術を専攻し、続けてウィスコンシン大学で図書館学を学んだ。卒業後はミルウォーキー公共図書館にライブラリー・アシスタント兼デザイナーとして勤務。1948年にアメリカ軍の図書館員として、ドイツ、オーストリアなどに駐在し、その時にヨーロッパのあちこちを旅したことが、その後の絵本作りに生かされている。1954年にはじめての絵本『ウォルフガングはでかけた!』(未邦訳)を刊行し、ユーモラスな物語とシンプルでかわいらしいイラストで、人気となる。2004年没。

松井るり子
岐阜市生まれ。出版社勤務を経て、子育てや子どもの本についての執筆、講演をしている。絵本の翻訳に『うさぎのおうち』(産経児童出版文化賞翻訳作品賞)『いえでをしたくなったので』『みんなであなたをまっていた』(以上、ほるぷ出版)『かさの女王さま』(セーラー出版)、『まどべにならんだ五つのおもちゃ』(徳間書店)ほか。著書に『絵本でほどいてゆく不思議~暮らし・子ども・わたし』(平凡社)ほか。

■書誌情報
『それいけ、ヴォルフガング!』
作・絵:ヴァージニア・カール/訳:松井るり子
価格:1,980円(税込)
発売日:2026年3月21日
出版社:徳間書店

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