王谷晶『ババヤガの夜』が英国版オマージュのWカバーで期間限定出荷

王谷晶による小説『ババヤガの夜』(河出書房新社)が、2025年12月末から期間限定でイギリス版『The Night of Baba Yaga』オマージュのWカバーに特装して出荷される。
【画像】限定でイギリス版『The Night of Baba Yaga』オマージュのWカバーに
12月末から期間限定で、イギリス版『The Night of Baba Yaga』オマージュのWカバー仕様に。日本全国の書店で販売される。
喧嘩しか取り柄のない新道依子は、ある日、関東有数の暴力団の屋敷に連れてこられ、組長の一人娘である短大生の送り迎えと護衛を命じられる。気の合わないふたりの奇妙な同居生活のなかで、依子はこの家に隠された、ある秘密に触れていく。物語終盤で明かされる大胆不敵な大仕掛け、繊細かつ哀切に描かれる、女と女の名前のつけられない関係――一気読みの直後、二度読み必至。ラストで明かされる衝撃の仕掛けとは? 圧巻のシスター・バイオレンス・アクション。
2025年7月にイギリス版『The Night of Baba Yaga』(訳:サム・ベット Faber & Faber)が、英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳部門を受賞。国内累計部数が34万部突破を突破し、イギリス・アメリカ・韓国など世界11か国・地域で出版。今後ドイツ、イタリア、ブラジル、チェコ、台湾(繁体字)、中国(簡体字)、タイ、インドネシアで出版予定。
著者プロフィール
著者 王谷 晶 Akira Otani
1981年、東京都生まれ。2020年に刊行された『ババヤガの夜』は第74回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補になり、2024年に出版されたアメリカの英訳版はロサンゼルス・タイムズ紙で「この夏読むべきミステリー5冊」に選出、2024年に出版されたイギリス版はクライム・フェスト、スペックセイバーズ新人小説賞、2025年7月には日本人として初めて、英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳部門を受賞。著書に『完璧じゃない、あたしたち』『君の六月は凍る』『他人屋のゆうれい』『父の回数』、エッセイ集『カラダは私の何なんだ?』『40歳だけど大人になりたい』などがある。
翻訳者 サム・ベット Sam Bett
1986年、アメリカ・ボストン生まれ。小説家、翻訳者。訳書に三島由紀夫『スタア』、太宰治『道化の華』『乞食学生』、デビッド・ボイドとの共訳で川上未映子『夏物語』、『ヘヴン』(国際ブッカー賞候補)、『すべて真夜中の恋人たち』(全米批評家協会賞候補)など多数。2025年7月に英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳部門を受賞。12月には令和7年度文化庁長官特別表彰を受章。
『ババヤガの夜』受賞・選出記録
アメリカ版『The Night of Baba Yaga』2024年7月刊(Soho Crime)
・第37回ラムダ文学賞「LGBTQ+ミステリー部門」最終ノミネート(2025年10月)
・ロサンゼルス・タイムズ「この夏読むべきミステリー5冊」選出(2024)
イギリス版『The Night of Baba Yaga』2024年9月刊(Faber & Faber)
・英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳部門受賞(2025年7月)
・クライム・フェスト「スペックセイバーズ新人小説賞」受賞(2025)
・クライム・フィクション・ラバー「最優秀翻訳賞」(編集者選)受賞(2024)
・デイリー・テレグラフ「スリラー・オブ・イヤー」選出(2024)
■書誌情報
『ババヤガの夜』
著者:王谷晶
価格:748円(税込)
発売日:2023年5月9日
出版社:河出書房新社





















