【漫画】口下手で気持ちをうまく伝えられない人と相性がいいのは？ ラブコメ『テンパリスト×テレパシスト』が笑えてキュン
同じクラスの男子のピンチを発見した口下手な少女。結局口に出せず迷惑をかけてしまう彼女だが、なぜかお礼を言われ……。
どうしてもテンパってしまう少女と、心の声が読める少年の恋模様を描いた漫画『テンパリスト×テレパシスト』がXにアップされた。本作は、ラブコメ漫画家として活動する紺のんこ（@magicainonko）氏が描いた1作。
今回はキャラクター誕生の経緯や気に入っているポイントについて、紺のんこ氏に話を聞いた。（青木圭介）
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ーー本作を創作したきっかけを教えてください。
紺のんこ：元々は、昔に投稿用に描いた作品でした。お話自体は気に入っていたので、その後に大幅に描き直しXにアップしたのが本作です。
ーー心優しいけどテンパってしまう少女×テレパスを使える少年という関係性がとても魅力的でした。
紺のんこ：元々特殊能力が登場するお話を描くのが好きで、最初にテレパスが使えるヒーローを描こうと決めました。そして、テレパスが使えるヒーローにするなら、相手役の子は心が読まれてもあまり気にしない子にしようと思ったんです。そこにテンパリ要素を加えることで、テレパス能力を通じてヒロインの心の成長も描けるかなと考えながら、2人の関係性が出来上がっていきました。
ーーテレパシストの本堂くんを描くうえでこだわったことは？
紺のんこ：テレパスという設定をなるべく活かすのを前提に、エピソードやリアクションも本堂くんのキャラに沿ったものになるよう心がけていました。
あとこれは本編とは関係ないのですが、過去に商業誌で描かせていただいた『風紀の鬼！』という読切に「本堂静」という特殊能力持ちの少年キャラが出てくるんですけど、本作の本堂くんと本堂静は親戚にあたるという裏設定がありました。こちらの読切はpixivさんのアカウントで全ページアップしているので、興味がある方はぜひ覗いてみてください！
ーー本作のなかで、紺のんこ氏自身が気に入っているポイントを教えてください。
紺のんこ：“心が読める”ゆえに、本来少女漫画では緊迫やときめきに繋がるアクションが斜め上のリアクションに繋がるという展開がいくつか生まれたので、その辺りは個人的に気に入っています。
ーーラブコメ漫画をよく描かれていますが、読むのもラブコメ漫画が好きなのでしょうか？
紺のんこ：描くのも読むのも好きです。最近は色々なジャンルの漫画を読むようになりましたが、基本的にラブコメは大好物です。
ーー紺のんこ氏が、ラブコメ漫画を描くうえで重要だと思うことは？
紺のんこ：あくまで私の場合ですが、とにかく「読者の方に楽しんでもらいたい！」という気持ちでいつも描いています。最近は、読者が求めているキュンやサービスをきちんと盛り込めるようにしたいなと思い、打ち合わせなどで学ばせていただいている日々です。
ーー紺のんこ氏が漫画を描き始めたきっかけを教えてください。
紺のんこ：元々漫画を描くのが好きで、その延長線上で今も描き続けているという感じです。中学生の頃に、私が描いたギャグ漫画を友達が読んでめちゃくちゃ笑ってくれたのがすごく嬉しくて、そこで創作の喜びを初めて感じました。
また昔にかなり辛いことがあって、そのときに「例え一時でも辛いことを忘れて楽しんでもらえるような漫画を自分は描きたい！」と思い、そこからラブコメを含むコメディを主に描いています。読者の方に「辛い時に私の漫画で救われた」というコメントをいただいたこともこれまでにあり、むしろその言葉に私が救われました。今まで描いてきてよかったと心の底から思いましたね。
ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか？
紺のんこ：今まで同様、とにかく楽しんでもらえるものを描いていきたいです。加えて、それをより多くの方に手に取っていただくためにはどうすればいいかを、きちんと考えながら漫画作りに励みたいと思います！
