「フェラーリのようなスニーカー?」カニエとの交流でも知られるスティーヴン・ヴィクター ナイキとの異色コラボの内容は?

音楽レーベル『Victor Victor Worldwide』の創業者であり、カニエのマネージャーを務めていたことでも知られるスティーヴン・ヴィクターが、ナイキとの異色のコラボスニーカー「Air Max Dn8」を発表した。
■スティーヴン・ヴィクターが初めて乗った日本車とは?
今回のコラボの根底にあるのは、スーパーカーへの深い愛情だ。ヴィクターが初めて所有したと話す、日産の北米仕様車「マキシマ」に始まり、日本のチューニングカーやフェラーリに至るまで、スピードとデザインに魅了されてきたことをデザインに落とし込んでいる。
スティーヴン・ヴィクターは、「スニーカーはスーパーカー」だという。風を切る流線型のボディライン、エンジン音に匹敵する存在感。足元に履くプロダクトもまた、人の個性や美学を走らせる“マシン”であるという。
「Air Max Dn8」のコラボでは、二つのカラーリングが登場。「New York」は黒がベースカラーで、最もパワフルなV8 エンジンを搭載しているフェラーリ488ピスタの空力パーツを思わせるグラデーションとなっていて、ソールには信号機を模したカラーと替え紐が付属。都市部で疾駆するスピード感を表現した仕上がりだ。日本限定の「Tokyo」モデルは、シルバーとカーボン調のパネルを採用。日本車に多く見られるカラーデザインへのオマージュのようで、アウトソールには「Victor」のロゴが透けて見える。インソールは、彼のルーツである「マキシマ」に対する深い愛情が見られる仕様となっている。
海外のSNSではすでに大きな反響となっていて、「フェラーリを履く感覚」「マキシマ好きにはたまらない」といったコメントが投稿されていて、スニーカーヘッズのみならず、クルマ好きや音楽ファンをも巻き込んでいる。
ヴィクターは、音楽、ファッション、そしてモータースポーツといった垣根を超えたジャンルを結びつける一つのハブとなっている存在になりつつある。2026年にはナイキの「エアフォース1」をベースとしたコラボが進行中であると発言。スティーヴンは「スニーカー・オブ・ザ・イヤーにする」と宣言しており、どんなデザインになるのか早くも期待が高まる。
NIGO®との交流でも知られるスティーヴン・ヴィクターの存在はファッション業界でも注目が集まりつつある。
ヒップホップはストリーブランドはもちろん、多くのラグジュアリーブランドとコラボし、さまざまにファッション業界との結びつきが生まれていて、ビジネスとしても大きなマーケとなっている。そんなヒップホップとしてのビジネスモデルに着目した書籍が『ヒップホップ経営学』(DU BOOKS)だ。ヴィトンのメンズのクリエイティブ・ディレクターであるファレル・ウィリアムやヒップホップのアップルとも評されるカニエといったラッパーたちのブランディングやプロモーションに交渉術、人材管理などなど、多岐にわたるヒップホップの経営学を網羅した内容となっている。






















