第三十四回鮎川哲也賞受賞・山口未桜『禁忌の子』シリーズ第2弾『白魔の檻』刊行へ

山口未桜『白魔の檻』(東京創元社)が8月29日に刊行された。
著者は2025年本屋大賞ノミネート作品であり、第三十四回鮎川哲也賞を受賞した『禁忌の子』の山口未桜。『白魔の檻』は『禁忌の子』に連なるシリーズ第2弾となる。
地域医療実習のため、北海道の温泉湖の近くにある山奥の病院に向かう研修医の春田芽衣(はるた・めい)。過疎地医療協力のため派遣されることが決まった消化器内科医の城崎響介(きのさき・きょうすけ)とともに、濃霧に覆われた目的地の病院に到着する。そこでは春田が中学時代にお世話になった女性が事務方として働いているはずだった。
だが病院に到着したとたん、院内で変死体が見つかる。濃霧の影響で誰も出入りできない状況のなか、一体犯人は? さらに翌朝起こった地震の影響で、病院は霧と有毒ガスに完全に閉ざされることにーー。
■著者プロフィール
山口未桜 (ヤマグチミオ )
1987年兵庫県生まれ。神戸大学卒業。現在は医師として働く傍ら、小説を執筆している。2024年『禁忌の子』で第三十四回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同書は本屋大賞2025にノミネートされ4位に輝くなど、デビュー作ながら高い注目を得た。
■書誌情報
『白魔の檻』
著者:山口未桜
価格:1,980円(税込)
発売日:2025年8月29日
出版社:東京創元社
























