『自由研究には向かない殺人』ホリー・ジャクソンの最新作『夜明けまでに誰かが』創元推理文庫より刊行

ホリー・ジャクソン『夜明けまでに誰かが』(東京創元社)が7月30日に刊行された。
本書は『自由研究には向かない殺人』『優等生は探偵に向かない』などの作者、ホリー・ジャクソンの最新刊。
高校生のレッドは親友のマディをふくむ3人の友人と、マディの兄オリヴァーとその恋人レイナの2人の大学生とともにキャンピングカーで春休みの旅行に出かけていた。しかし電波の届かない場所で車がパンクし動かなくなってしまう。
周囲に助けを求められそうな場所はなく、圏外のためロードサービスはおろか警察にも連絡がとれない。「予備のタイヤがあって助かった」と交換作業を行ったものの、今度は立て続けに四輪ともパンクしてしまう。この車は何者かに狙撃されていたのだ。
燃料タンクまで撃ちぬかれ、一行は逃げ込んだキャンピングカーの中に閉じ込められてしまう。さらに日付が変わるころ、狙撃者から連絡が。車のなかにいる6人のうちの誰かが秘密を抱えている、命が惜しくば、夜明けまでにその秘密を明かせといいーー。
■著者プロフィール
ホリー・ジャクソン
イギリス、バッキンガムシャー出身の作家。子どものころから物語を書きはじめ、15歳で最初の小説を完成させた。ノッティンガム大学で言語学と文芸創作を学び、英語の文学修士号を取得。2019年に刊行したデビュー作『自由研究には向かない殺人』は英米でベストセラーとなり、2020年のブリティッシュ・ブックアワードのチルドレンズ・ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞した。続編に『優等生は探偵に向かない』『卒業生には向かない真実』がある。その他の著作にThe Reappearance of Rachel Price(2024)などがある。
■訳者プロフィール
服部京子(はっとり・きょうこ)
翻訳者。中央大学文学部卒業。主な訳書にジャクソン『自由研究には向かない殺人』『優等生は探偵に向かない』『卒業生には向かない真実』、ホプキンソン『こうしてぼくはスパイになった』など。
■書誌情報
『夜明けまでに誰かが』
著者:ホリー・ジャクソン
訳:服部京子
価格:1,540円(税込)
発売日:2025年7月30日
出版社:東京創元社






















