謎の書「皆のあらばしり」の正体とは? どんでん返しが待ち受ける、乗代雄介の新刊『皆のあらばしり』

乗代雄介『皆のあらばしり』(新潮社)が7月29日に発売された。
高校生のぼくは、うさんくさい男と「謎の書」の存在を追う羽目に。謎の書の名は「皆のあらばしり」。探求は真と嘘の入れ子を孕み、はたまた歴史をさかのぼり、コンゲームの様相を呈していく。
読者がついに世界の深奥にある「ほんまもん」に辿りついたとき……。そんな表題作『皆のあらばしり』のほか、「ニセ偽書事始」「『皆のあらばしり』の成立について」が収録される。
■著者紹介
乗代雄介(のりしろ・ゆうすけ)
1986年北海道生まれ、法政大学社会学部メディア社会学科卒業。2015年「十七八より」で第58回群像新人文学賞受賞。2018年『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞受賞。2021年『旅する練習』で第34回三島由紀夫賞受賞。その他の著書に『最高の任務』『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』がある。
■書誌情報
『皆のあらばしり』
著者:乗代雄介
価格:572円(税込)
発売日:2025年7月29日
出版社:新潮社






















