『鬼滅の刃 無限城編』見どころは? 善逸の“本気モード”や猗窩座へのリベンジに期待

■岩柱・悲鳴嶼行冥の強さがついに描かれる!?
三部作のどこで描かれるかは分からないが、これまであまり出番がなかった柱たちの本格参戦も、「無限城編」の大きな見どころだ。なかでも注目が集まるのは、岩柱・悲鳴嶼行冥だろう。
悲鳴嶼はあまり素直に他人を認めない伊之助が「鬼殺隊最強」と評するほどの実力者で、他の柱からも一目置かれているほど。さらに「柱稽古編」第7話の回想シーンでは、鬼と初めて戦った際のエピソードが明らかにされていた。
当時の悲鳴嶼は子どもに食料を譲ってやせ衰えた状態でありながら、素手で鬼を倒し、夜が明けるまで頭をつぶし続けたという。しかも戦闘訓練を受けたことがないどころか、生まれて初めて本気で誰かを殴ったのがこの戦いだったそうなので、恐るべきポテンシャルだ。
今まで悲鳴嶼の実力が披露される場面はほとんどなかったが、「無限城編」ではついにその全貌が明らかになるはず。ufotableのアニメーター陣がどのような描写で“規格外な強さ”を表現するのか、目が離せない。
そして鬼殺隊を迎え撃つ上弦の鬼たちの戦いぶりも、「無限城編」の緊張感を支える大きな要素だ。中でも異彩を放つのが上弦の弐・童磨。宮野真守が演じるその飄々とした声色は、かえって不気味さを際立たせている。
童磨は「遊郭編」の最終話の描写で、妓夫太郎と堕姫の2人を鬼として勧誘した張本人であることが分かっている。また「刀鍛冶の里編」第1話では、鬼たちが集合した際に猗窩座を軽口で挑発。その拳によって顔面を破壊されながらも即座に再生し、「いい拳だ。前よりも少し強くなったかな? 猗窩座殿」と余裕そうに笑って受け流すといういかにも強者めいた素振りを見せていた。
猗窩座よりも上位の席に座る鬼なので、圧倒的な実力を秘めていることは間違いないだろう。鬼殺隊の面々がどのように打倒するのか、気になるところだ。
鬼殺隊の柱に上弦の鬼たち、そして鬼舞辻無惨……。主要キャラクターが一堂に会する「無限城編」は、これまでの物語の総決算と呼ぶにふさわしい。死闘の行方を最後まで見守ろう。




















