【漫画】もしもマンボウが道に倒れていたら? マンボウを海に帰そうとするシュールギャグ漫画『マンボウ』

ーー本作を創作したきっかけを教えてください。
じみにしじみ:私はイラストを描く活動はしていたんですけど、実は漫画を描いたのは『マンボウ』が初めてなんです。過去にも軽くコマ割りしたイラストや既存キャラクターの4コマ漫画などを描くことはあって、漫画作りには興味がありました。いざ「よし作ろう!」と初めて漫画を描いてみたら、想像以上に反響をいただけてすごく嬉しかったです。
ーー初めて漫画を描くなかで物語作りでの苦労はありましたか?
じみにしじみ:漫画は初めてだったんですけど、過去に3作品ほどノベルゲームを作ったことがあって、物語を考えるのは慣れていました。なので意外とスラスラ考えられたかなと思っています。ノベルゲームもシュールギャグっぽい感じだったんですけど全然ウケなかったので、物語作りが得意ってわけではないんですけどね……。
ーー作品のテーマに“マンボウ”を選んだ理由は?
じみにしじみ:元々、海の生き物を題材に漫画を描きたいなと思っていました。そんななかで画像を漁っていたときに、目に留まったのがマンボウだったんです。最初は見た目からですね。目に留まった後に、よく言われる“ストレスに弱い”というキャラクター性が漫画にしやすそうだなと思って、マンボウに決めました。
ーーやはり作中に登場するカニの幽霊が気になってしまうのですが、彼は何者なのでしょうか。
じみにしじみ:マンボウの漫画を描く前に、カニの幽霊の漫画を描こうと思ったときがあって。内容は“カニしゃぶを食べているときにカニの幽霊が現れる”というモノで、その“カニの幽霊”が『マンボウ』に登場する彼です。カニの幽霊の漫画は結局制作をやめてしまいましたが、せっかく作ったキャラクターだったので、『マンボウ』に出してみました。
ーーじみにしじみさん自身が気に入っているポイントは?
じみにしじみ:最初と最後が同じ構図になっているのが気に入ってます。物語を考えていたときは、マンボウが悪い奴で最後はマンボウを倒すラストにしようと思ってたんです。でもそれではマンボウが可哀想かなと、本作の形に変えました。我ながらいいオチにできたかなと満足しています!
ーー漫画を描いたのは本作が初めてということでしたが、絵は長く描いていたのでしょうか?
じみにしじみ:小さい頃から絵を描くのは好きだったのですが、どちらかというと小物やポーチなどを作る裁縫の方が好きでした。そんななかで、YouTuberとしても活躍されている、イラストレーターのさいとうなおきさんの動画に出会いました。さいとうなおきさんの絵が本当に素敵で、少しずつ裁縫からイラストの方に傾いていったんです。私は背景を描くのに結構こだわりがあるんですけど、それは背景グラフィッカーとして活躍されている吉田誠治さんの影響です。何人ものイラストレーターさんの影響を受けながら、創作をしています。
ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか?
じみにしじみ:下心があって恐縮なんですけど、今回の『マンボウ』で結構反響をいただけたので、同じようなシュールなギャグ漫画をまた描きたいなと思っています。次もあまり長い作品ではなく短い作品がいいです!
























