【重版情報】世界一読まれている美術本のコンパクト版『美術の物語 ポケット版』

エルンスト・H・ゴンブリッチ著『美術の物語 ポケット版』(2024年10月18日発売)重版分の書店到着予定が5月27日頃であることが河出書房新社より発表された。
1950年の初版刊行以来、70年以上読み継がれている『美術の物語』。現在、日本を含む35か国で出版され、世界累計刊行部数は800万部を超える、世界一読まれている美術本だ。そのコンパクト版『美術の物語 ポケット版』が2024年10月18日に発売された。
本書は発売前から各メディアに取り上げられ、多くの読者からの注文が全国の書店に寄せられた。発売後、早速各書店売上ランキングにも登場し、まもなく書店・出版社在庫ともに完売の状態にーー。そして今般、ようやく待望の重版出来となった。
『美術の物語 ポケット版』の表紙は、鮮やかな黄色の布クロス装。本文は糸によるかがり綴じ。書籍としての強度を上げつつ、優美な装幀が持つ独特の存在感は大きな魅力だ。
また元本『美術の物語』と比べてページ数こそ668ページから1048ページへと増えたものの、大きさは大判から新書に近いサイズに、また重量は約1800gから約750gへといずれも半分以下にサイズダウン。いつでも読みやすく、どこへでも持ち運びやすいため『美術の物語』とともに「ポケット版」も入手したいという方も多いはず。
本書にはエルンスト・H・ゴンブリッチの孫レオニー・ゴンブリッチによる「ポケット版への序文」が新たに追加掲載されている点にも注目だ。
■著者紹介
エルンスト・H・ゴンブリッチ (Ernst H.Gombrich)
20世紀最大の美術史家。1909年、ウィーン生まれ。1936年、ロンドンのウォーバーグ研究所所員となり、1959年から1976年まで同研究所所長兼ロンドン大学古典学科教授を務める。ナイト爵位、メリット勲章、ゲーテ賞、ヘーゲル賞、エラスムス賞など、世界各国で多くの賞を授与された。明確で説得力のある文章を用いるすばらしいコミュニケーターでもあった。その著作は美術史家にとっては最高の手本であり、美術への限りない愛情が反映されたものとなっている。2001年、死去。
著書に『芸術と幻影』、『装飾芸術論』、『若い読者のための世界史』など多数。
■書誌情報
書名:美術の物語 ポケット版
著者:エルンスト・H・ゴンブリッチ
翻訳:天野衛、大西広、奥野皐、桐山宣雄、長谷川摂子、長谷川宏、林道郎、宮腰直人
協力:田中正之
仕様:四六変型判/上製・クロス装/1048ページ
初版発売日:2024年10月18日
ISBN:978-4-309-25746-4
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309257464/
出版社:河出書房新社






















