「谷川俊太郎さん、ありがとう。」渋谷PARCO5月30日から開催 俵万智、吉本ばなな、矢野顕子らがメッセージ

株式会社ほぼ日は、2025年5月30日(金)より、渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」にて、展示イベント「谷川俊太郎さん、ありがとう。」を開催する。
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この展示イベントは、2024年11月に逝去した詩人・谷川俊太郎氏に感謝を込め、その詩や言葉、写真、思い出の品々を通して谷川氏を偲ぶ場を設けるものである。
谷川俊太郎さんは、1931年12月、東京生まれの詩人。17歳の頃、同級生の影響で詩作をはじめる。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行し、翌年には詩集『六十二のソネット』を刊行。その後も詩作を続け、「朝のリレー」「かっぱ」「いるか」「みみをすます」「生きる」など、数千篇におよぶ詩作品がある。また、1962年には「月火水木金土日の歌」、1963年にはTVアニメ「鉄腕アトム」の主題歌といった作詞も手がけている。1969年には、レオ・レオニ作『スイミー』、スヌーピーでおなじみ『PEANUTS』シリーズの翻訳をはじめる。また、和田誠、長新太、堀内誠一をはじめ多くのアーティストとともに絵本もたくさん制作している。自身の絵本にまつわる展覧会「谷川俊太郎 絵本☆百貨展」は現在も全国を巡回中。2024年11月13日、老衰のため逝去。
本展示では、谷川氏と縁の深い人物たちが選んだ詩や、それに添えたメッセージを紹介する。参加した選者は、阿川佐和子氏、junaida氏、俵万智氏、平野レミ氏、三國万里子氏、矢野顕子氏、吉本ばなな氏、渡辺真理氏(五十音順)であり、それぞれの視点から谷川氏の詩と人となりを語っている。
また、谷川氏と株式会社ほぼ日とのこれまでの関わりも紹介される。2000年から2024年にかけて、ほぼ日で30回以上にわたり登場したコンテンツの記録の一部を会場で見ることができる。ニットデザイナー三國万里子氏による書籍『うれしいセーター』では、谷川氏自身がセーターの着用者として参加しており、そのセーターも展示される予定である。
さらに、糸井重里氏の企画のもと、谷川氏が一夜で物語を書き上げ、松本大洋氏が2年かけて描いた絵本『かないくん』の原画の一部も公開される。展示にはそのほか、谷川氏との仕事で撮影されたスナップ写真や思い出の品々も含まれる。
来場者が自由に谷川俊太郎氏へのメッセージを記すことができるコーナーも設けられ、思い出の詩や感謝の気持ちを共有することができる。また、数百冊に及ぶ谷川氏の著作の中から、現在購入可能な本を多数用意しており、その場で手に取って読むこともできる。
会場では税込1500円以上の購入者を対象に、『谷川俊太郎質問箱』のイラストを担当した江田ななえ氏による谷川氏の小さなキーホルダーを1会計につき1点プレゼントする企画も実施される(※特典は数量限定につき、なくなり次第終了)。
展示は2025年7月13日(日)まで開催され、入場は無料である。谷川俊太郎氏の詩の世界に触れ、その言葉の力をあらためて感じることのできる機会となる。
イベント概要
谷川俊太郎さん、ありがとう。
期間:2025年5月30日(金)~7月13日(日) 時間:11:00~20:00
場所:ほぼ日曜日(渋谷PARCO8階)渋谷区宇田川町15-1
入場:無料 主催:株式会社ほぼ日
URL:https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/7096.html