【ONE PIECE考察】Dの一族の正体とは? 歴史の真相を紐解く「神典」の読み解き方
「“月の人”と“半月の人”がいる場合、“半月の人”は“月の人”の血が入ったハーフだと考えるのが自然ですよね。つまり、“半月の人”ことDの一族は別の星の種族と青い星の種族(人間族)のハーフで、だからこそどちらの気持ちもわかるDの一族は平和になる『夢を見た』のではないでしょうか。しかし第二世界では人間族が勝利してしまい、海の神が荒ぶり海面が上昇。世界が滅んでしまったのだと思います」
「神典」第三世界の始まりを読むと、馴染みがあるからこそ“空白”の文字が目を引く。
「第三世界の『神典』は、空白の100年から未来についてを表していると感じます。『混沌に空白あり』は、そのまま空白の100年についてですよね。中盤に『片われ月の声を聞く』とあるので、世界政府が抑えていたDの一族の声が再び世界に届くのでしょう。そして、最後は太陽の神が戦い、現在の世界を終わらせ初めての平和を獲得する。これが『神典』の大まかな流れであり、これまでの歴史、今後の世界なのではないでしょうか」
難解な部分が多い「神典」には、多くの解釈がある。しかし、その内容が『ONE PIECE』の物語の核を表していることは、間違いないだろう。