実写ドラマ『ONE PIECE』の改変、原作ファンはどう捉えた? 「サボ」に「ニカ」まで、シーズン2の注目ポイント

※本稿はドラマ『ONE PIECE』シーズン2のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

 2026年3月に配信された実写ドラマ版『ONE PIECE』シーズン2。ローグタウン上陸から幕を開けた本シーズンでは、新たな仲間を加えながらアラバスタへと繋がる航路を進む一味の姿が楽しめる。

 今回は実写ドラマ版『ONE PIECE』シーズン2の注目ポイントを、2027年に配信が開始されるシーズン3への期待とともに、ワンピース研究家の神木健児氏に聞く。

「シーズン1が概ね高評価を得ていた実写版『ONE PIECE』ですが、個人的にはシーズン2もすごく好きでした! 原作からの変更点も多々ありましたが、基本的には『アラバスタ編』に面白く繋げるための変更という感じでしたね。原作ではワポルが悪魔の実を食べた過程は明かされていませんでしたし、チョッパーとの出会いは必須であるものの、冬島編にアラバスタ編への導線はあまりないんですよね。でもワポルが悪魔の実を食べた過程にバロックワークスを絡ませることで、アラバスタ編へストーリーが綺麗に繋がったのではないでしょうか。ミス・オールサンデーがドラム島に上陸していたのもワクワクしました。また変更点で言うと、原作が先まで進んでいるからこそのシーンも楽しかったですね。ローグタウンであんなにバルトロメオが出てくると思いませんでしたし、ワンシーンですがサボと思われる人物も登場しました。リトルガーデンでニカの名前が出てきたのも、エルバフ編まで進んでいるからこそですよね。実写版ではファンの間で賛否両論になりやすい改変ですが、個人的にはシーズン2も楽しめました」

 ローグタウン上陸やグランドライン突入、冬島での冒険を描く本シーズンでは、欠かせない“ある要素”が作品を盛り上げていたと神木氏は続ける。

「シーズン2はCG表現の素晴らしさも、作品を盛り上げていたと思います。チョッパーやラブーンといった人間ではないキャラクターも登場しましたが、どちらもリアルでありながらかわいくて『ONE PIECE』の世界観にも合っていましたよね。新しい悪魔の実も多数登場しましたが、特に『モクモクの実』は実写版でロギア系初登場でした。すごくかっこよくて、現実ではこうなるんだなと夢中になって観てしまいました」

 ファンは嬉しい細部のこだわりも、実写ドラマ版『ONE PIECE』の魅力だ。

「シーズン1でもありましたが、シーズン2にも細かいポイントはありました。ローグタウンでヤマトのお面が登場したり、ドリーが彫った木彫りの像にニカを模したモノがあったりですね。もっと細かいポイントで言うと、アニメオリジナルのキャラクターなんかも登場しているんです。ローグタウンで料理を運んでいた、頭にブロッコリーが乗った人物はアニメでしか登場していないキャラクターでした。こういった細かい部分からも、製作陣の作品愛が感じられますよね」

 配信が決定したシーズン3の、注目ポイントはどのような部分か。

「シーズン3ではまず、チャリスラ・チャンドラン演じるビビの活躍を見たいなと思っています。シーズン2ではまだあまり活躍はしていなくて、シーズン3では間違いなくメインになるはず。そこは確実に注目ポイントだと思いますね。そしてバロックワークスとの戦いが中心になると考えると、原作にも登場していないオフィサーエージェントが登場してくれたら嬉しいなと思っています。実は原作でもオフィサーエージェントは3分の2くらいしか登場していなくて、Mr.5コンビ以下は出たり出なかったりなんです。そんななかでシーズン2ではMr.7が登場し、実写版に向けて尾田栄一郎先生がデザインを書き下ろしたミス・サーズデーも登場しました。もしかしたらほかのオフィサーエージェントも書き下ろしでデザインしてくれるのではと、ファンとしてはすごくワクワクしています」

 原作でも評価が高い「アラバスタ編」を、ドラマでどのように実写化するのか。続報に期待しながら、2027年に決定したシーズン3の配信を待つ。

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