『ライオンの隠れ家』で話題 俳優・坂東龍汰インタビュー「自身を形成するのは"子ども"のような好奇心」

坂東龍汰、8年間が記録された写真集を語る

坂東龍汰を形成する「子ども」のような好奇心

――写真集には松井さんのインタビューも掲載されていますが、坂東さんの印象について「出会った頃は3歳児かなと思った」と語られています。

坂東:ふふふ(笑)

――同時に「8年間ですごく大人になった」ともお話しされていますね。

坂東:いや、僕の核となる部分は今でも「3歳児」だと思うんですよ。

――変わってない?

坂東:変わってないですね。これは多分死ぬまで変わらないんじゃないですかね(笑)。その「3歳児」の部分は、僕を形成している部分だから、これからもきっと変わらない。

――松井さんは坂東さんのどんな部分を「3歳児」とおっしゃっているのでしょうか。

坂東:僕はもともと色んなことへの興味や探求心が強くあって。小さい子供って、珍しい物を見つけたら「これな~に?」とか聞いたり、何でも口に入れちゃったりするじゃないですか。僕も人や物への興味や好奇心っていうものが人一倍強いのは色んな人に言われますし、自分でもそう思います。松井と出会った19歳の頃は特に強かったんじゃないかな。

――なるほど。それは今でも変わってない、ということですか。

坂東:年齢を重ねるにつれて、変わっていくこと、変えていかないといけないこともあると思います。19歳だったからできたこと、19歳という年齢だからこそ許されたこともきっとある。「できる/できない」というよりも27歳だからこその客観的な視点も働いてくるし、やっぱり仕事において人との付き合い方は成長していかないといけないし、役者としても常にレベルアップしていかなきゃいけないとは思います。それでも普段の人との向き合い方は、やっぱ当時の19歳の頃から…いや多分、中学生ぐらいから変わってないと思います。

――根っこは変わらない。

坂東:そうですね。そうは思いつつも、年齢を重ねるにつれて物事への探求心や人に対しての興味は、徐々に薄れてしまっているのも感じていて。役者として人を演じる仕事をしているので、他人や自分自身への興味は常に持っていないといけないと思っています。

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