「全てから逃げたいこともあったけど」俳優・坂東龍汰、今年の漢字は『楽』 写真集会見で語った現在の心境

坂東龍汰、1st写真集記者会見レポート

 俳優の坂東龍汰が12月7日、都内でファースト写真集『日常日和』(ワニブックス)の発売記念イベントを開催。イベント前の囲み取材で、記者からの質問に答えた。

発売3日で重版決定 喜びで声が裏返る

 坂東は、現在放送中の連続ドラマ『ライオンの隠れ家』で「みっくん」こと小森美路人を演じており、その名演が話題となっている若手俳優。来年1月には初単独主演映画『君の忘れ方』の公開が控えており、注目を集めている。

坂東龍汰様ファースト写真集『日常日和』(C)松井綾音/ワニブックス

 本書は、北海道からの上京直後に、坂東が出会ったカメラマン・松井彩音とともに8年間撮りためていたものをまとめた一冊。「撮り始めたころは写真集になるとは思っていなかった」と話し、「ファンの方々から『松井さんと撮り続けていたものを写真集として読みたい』という声を多くいただいたことにより実現しました。発売できるのはファンの皆さんのおかげだと思います」と発売の喜びとともにファンへの感謝の気持ちを明かした。

 また発売から3日後で本書が重版出来となったことをサプライズで知らされた坂東。「え?本当ですか? じゅ、重版? わあ〜!」と裏返った声で歓喜した。

発売3日で重版が決定したことに驚きの表情を浮かべる、坂東龍汰

 

2024年の漢字は"楽"「全てから逃げたいこともあったけど…」

 またお気に入りのカットを聞かれると、実家の椅子でくつろいでいるページを開いて紹介。「この椅子は父の椅子。背もたれがついた椅子は、子どもたちは座れなかった」と実家のルールを笑顔を浮かべながら明かし、「衣装も持っていかずに私服で撮影されたありのままの姿。『日常日和』という写真集のタイトルにもピッタリ」とお気に入りポイントを話した。

 今年は主演ドラマ『RoOT / ルート』やアニメ映画『ふれる。』での声優初挑戦など、多くの話題作に出演した坂東。「今年を表す漢字は?」という質問には「『楽』ですね。苦しいこともたくさんあったし、時間がなくて切羽詰まったこともあって、全てから逃げたいこともあった」と苦悩を吐露しつつ、「その中でも自分なりに楽しいこと、新しい感情や感覚を見つけた瞬間に得られる感動もあって。それと出会うために、この仕事と向き合い続けてるんだなと改めて感じました」と手応えも明かした。

 また話題のドラマ『ライオンの隠れ家』にも話が及び、「ライオンは元気ですか?」と質問された坂東。「撮影がもう終わっちゃったので最近会えてなくて。でも今度会えるので、楽しみです!」と笑顔を浮かべた。

プロフィール

坂東龍汰
1997 年 5 月 24 日、ニューヨーク生まれ、北海道育ち。2017 年にドラマ『セトウツミ』で俳優デビュー。近作の出演作にドラマ『夢中さ、きみに。』『真犯人フラグ』『ユニコーンに乗って』『王様に捧ぐ薬指』『きのう何食べた? season2』『366 日』などに出演。22 年『フタリノセカイ』で映画初主演し、第 32 回日本映画批評家大賞で新人男優賞を受賞。現在は、初めて声優を務めたアニメ映画『ふれる。』が公開中、ドラマ『ライオンの隠れ家』が放送中。2025年1月17日公開の映画『君の忘れ方』で、映画単独初主演を務める。

書籍情報

タイトル:坂東龍汰ファースト写真集『日常日和』
発売日:2024 年 12 月 4 日(水)
価格:3,300 円(税込)
撮影:松井綾音
仕様:B5 判・並製・144 頁
発行:ワニブックス

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