20年以上前にバーコード決済も予言? 『こち亀』で描かれたアイデアが今も実現し続けている
倍速視聴も39年前から予言
最後に紹介するのは、39年も前の1985年に発売された、単行本46巻の「よく学びよく遊べ! の巻」で取り上げられた“倍速視聴”だ。作中では、録画したテレビ番組を「いつも3倍速でみる」という10歳の刀根麻里男(とねまりお)が登場。
現代の若年層にとっては、倍速視聴はもはや定番化している。さらに麻里男が倍速視聴する理由について、「学校での会話についていくためだけに見ている」と語られていた。まさに現代の若年層の考え方と重なるだろう。テレビを倍速視聴する若者(麻里男)に対し、呆れ顔の大人(両津)という構図も現代とシンクロしている。
ネット上では作者の秋本治に対して、「予知能力でもあるの?」と未来を先取る予言に驚く声が多い。今後も『こち亀』で描かれた予言が、現代で次々と実現されていくかもしれない。気になる方は『こち亀』で未来を覗いてみてはいかがだろうか。