『赤羽骨子のボディガード』Snow Manラウール演じる「威吹荒邦」ってどんなキャラ?
2022年9月から「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の『赤羽骨子のボディガード』。その実写映画が、8月2日より公開される。魅力的なキャラとテンポのいい護衛アクションストーリーで多くの読者のハートを掴んだ本作は、今急速に注目度が高まっている作品と言っていいだろう。
そこで本稿では、実写映画化への期待とともに、唯一配役が発表されている主人公・威吹荒邦の魅力を掘り下げていきたい。
漢気溢れるキャラクター
ヒロインの赤羽骨子はとある事情によりヤクザの跡目争いに巻き込まれ、殺し屋たちから命を狙われることに。そこで彼女を守るべく使命を託されたのが、クラスメイトであり幼なじみの威吹荒邦だ。荒邦のミッションは、骨子に知られることなく一年間守り抜き、無事高校を卒業させること。こうして“秘密のボディガード”となった荒邦は、殺し屋相手にカタギながらも懸命に骨子を守っていく。
金髪にコワモテの風貌、喧嘩っ早い性格により、周囲から恐れられている威吹荒邦。まさに絵に描いたような不良だが、ひそかに恋心を抱く骨子にはめっぽう弱いようで……。表向きでは素直になれず言い合いばかりしてしまうものの、「あの態度はガラ悪すぎた!?」「やっぱ引かれた!?」と、骨子からの見られ方やボディガードとしての振る舞いを気にするところは高校生らしくて可愛らしい。
かと思えば、殺し屋が襲来した際には、ボロボロになりながらも果敢に立ち向かっていく。危険にさらされることを承知で骨子を守ると誓った度胸も含めて、非常に漢気の溢れるキャラクターだ。
真っ直ぐな想いがこもったアクションに注目
そんな荒邦の魅力といえば、“真っ直ぐさ”が挙げられるだろう。跡目争いには殺し屋だけでなく、当然跡目候補である組の人間も関わってくる。荒邦にはともに骨子を守る殺しのスペシャリストなる仲間がいるが、彼らは組の“所有物”であるため組の人間に手を出すことはできない。そんなヤクザのしがらみをも超えて骨子を守れるのが、唯一のカタギである威吹荒邦だ。
難敵相手にどれだけ不利な状況であろうと、ボディガードとしての役割をまっとうする荒邦の覚悟と気迫は目を見張るものがある。それはひとえに、「骨子を守りたい」というシンプルで熱い、真っ直ぐな想いからくるものなのだ。