【漫画】“普通”という名の圧力で潰れてしまった恋の行方はーー「初恋」の続きを描くSNS漫画の輝き

 「普通」とは一体なんだろうか。多様性に対する理解は年々進んでいるようにも思えるが、それでも“世間の声”に惑わされ、さまざまなことを諦めざるを得ない人はまだまだ少なくないだろう。3月中旬にXに投稿された創作漫画『終わったと思った初恋が終われなかった』では、そんな息苦しさのなかで生きる2人の物語だ。

 いかりとせつなは学生時代に付き合っていたが、“普通”に生きることーー女性同士の恋愛関係を解消することを選択して別れを決意。その後、2人は大人になって別々の道を歩む。しかし、いかりの職場にせつなが転職してきて、2人の物語が再び動き出す――。

 本作を手掛けたのは、最近はSNSに漫画を投稿することが習慣化しており、多くの作品を読者に届けているたりほさん(@yk_trh)。前作『笑顔を作る癖のある女の子と怒りっぽい女の子の話』に登場した2人が大人になった姿を描いた続編となっている本作を制作した経緯など話を聞いた。(望月悠木)

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