『こち亀』名物・両津勘吉が破壊した、ありえないもの4選 損害額は一体いくらになる?

  秋本治原作の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。週刊少年ジャンプに約40年連載された不動の名作である。

 『こち亀』の魅力はその先見性や読者を楽しませるストーリーなどさまざまなものがあるが、大きな要素は主人公・両津勘吉の人間性だろう。情に厚いうえに検挙率も高く警察官としてはかなり優秀だが、犯罪スレスレの金儲けをする、破天荒な行動をするなど、漫画ならではの行動も取る。

  そんな両津の代名詞といえば、器物の破壊ではないだろうか。物語であらゆる物をぶっ壊し、読者をスカッとさせてきた。そこで今回は両津が壊した物と修繕費を検証したい。

警視庁の一部破損 推定損害額:3000万

  本田と栃木県の日光を観光した両津。帰りがけ、ある村で2本不発弾を発見する。不発弾を警視庁に持っていくと1本につき10万円を貰えることを知った両津は、悪戦苦闘しながらも脅威の体力を発揮し、本田もろとも不発弾を警視庁まで運んだ。

  資料室で休憩をした2人は、20万円を受け取るため場所を移動すると不発弾が本棚に当たってしまい、爆発する。警視庁の一部が破壊され、2人は病院へ直行。20万円を狙った両津は逆に3000万円を請求されてしまった。

  20万円がほしいという不純な動機で不発弾を警視庁に運び、爆破してしまったものの、両津は村民を不発弾の爆発から救っている。3000万を請求されたものの、情状酌量の余地はありそうだ。

大原部長の自宅 推定損害額:数千万円

  大原部長の新築祝いをすることになった両津。骨董品店で手に入れた鎧兜を着て部長を驚かせようとすると、偶然付近で行われていた時代劇のエキストラと間違われ、撮影に参加するよう要求された。

  両津は「馬で現れたら部長がびっくりするかも」と考え、撮影に参加。馬に乗ると「この馬、速いぞ。まるで武豊になったようだ」とご満悦になり、部長宅へと向かう。すると合戦の撮影に参加していた人馬が追走。大群となって、突進する。結局、部長の新築した家は人馬によって粉々になってしまった。

  部長は「こんな金をかけた脅しをするな」と激怒するが、両津は「時代劇映画に家が登場しますよ、自慢できます」とうそぶいた。家はほぼ全壊しており、再建費はかなりの額になるものとみられる。部長の家は映画製作プロデューサーと思われる男性が弁償を約束していたため、両津が弁済することはない模様。

両国国技館 推定損害額:150億円以上

  日米親善のため外国人を接待することになった両津。中川圭一の力を借り、「お座敷飛行機」でもてなすことにする。

  飛行機のなかでもてなしていると、酒が入った外国人たちが「当初遊覧船に乗ると聞いていた」「川下りではないのか」とクレームが。憤りを感じた両津は隅田川を超低空飛行。屋形船と衝突の危機が迫ると、一気に高度を上げ、回避した。

  その後もお座敷飛行機の旅を提供していた両津だったが、無茶をしすぎたせいで飛行機のプロペラの動きが悪くなる。そしてちょうど相撲開催されていた新国技館に激突。ここでも両津は「少々荒っぽいですが、ここが新国技館に到着しました。本日ツアーの最終日です」と叫んだ。

  物語に出てきた「新国技館」は現在の両国国技館がモデル。1954年から1984年秋場所まで国技館は蔵前にあり、1985年から両国国技館が開場した。工事費用は150億円だった。両津は飛行機と国技館の両方を壊しており、修繕費は莫大になると見られる。しかし飛行機は中川財閥の息がかかったものであり、中川の力で免除される可能性もある。

https://www.kenzai.or.jp/past/tanbou/218.html

フジテレビ 推定損害額:1000億円

  アニメ番『こち亀』の「両津VS忍者軍団!裏江戸城黄金伝説」で、両津はフジテレビをぶっ壊している。徳川埋蔵金を求めて中禅寺湖に潜った両津が、海底に眠っていた葵の紋がついた栓をあけると、湖の水が抜けていく。この水がなぜかお台場へと到達し、地面から水が噴出。フジテレビは音を立てて崩れ落ち、なんと江戸城が出現した。物語ではフジテレビが粉々に砕けており、修繕は不可能。球体な特徴的なフジテレビの建設費は1500億円。両津は少なくとも1000億円を弁済することになりそうだ。

 『こち亀』の名物ともなっていた建造物破壊シーン。実際には絶対に起きない現象だが、「両津ならやりかねない」と思わせるところが両津勘吉という男の魅力なのではないだろうか。

 

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