『SPY×FAMILY』黄昏の正体に一番近い⁉︎ 秘密警察ユーリ・ブライアの天然&鈍感ぶりを総ざらい
もはや天然!? 数々の「姉さん大好き」ぶりが炸裂するフォージャー家訪問回
ユーリのヨルへの偏愛ぶりは、公務に関してだけではなく日常的な言葉の端々にも見てとれるが、時に盲目的すぎて「もはや天然なのでは?」と感じてしまうものも。
例えば、MISSION12でユーリは、事前に結婚のことを知らせなかったヨルを追求するのだが、ヨルが「忘れていたからです」とかなり苦しい言い訳をすると「姉さんがそういうならそうなんだね!」とすぐさま納得。さらに、ヨルが手料理を練習するエピソードでは、毒味役として招集され、完成したミネストローネなどの料理を「すっごくおいしいよ!」と吐きながらも満面の笑顔で完食するシーンもある。
ちなみにどの料理も友人夫婦が一口食べて気絶する描写があることから、相当まずい代物のようだ。ユーリ自身も食べながら「変な汗が出てくるほどうまい」「小さな頃の思い出が走馬灯のように次々と…」などと言っており、果たして本当においしかったのかはかなり疑問である。
ここまで述べてきた通り、ユーリは飛び級で秘密警察に入るほど優秀でありながら、姉ヨルのことになると「超」がつくほど天然で鈍感。実際、黄昏をスパイなのでは?と怪しみながらもフォージャー家に盗聴器を仕掛けなかったのも、疑似家族であることがバレていないのも、ユーリの鈍感力のおかげと言って良い。
ただし最新刊12巻の直接対決では、自分の姿に変装した黄昏と対峙し、そのあまりのそっくりさに「ボクの身近にいてボクをよく見ている人物…⁉︎」と発言しており、まさにその正体に辿り着きかけていた。原作コミックはいよいよ佳境。オペレーション梟の成功など共に、果たして黄昏が家族の秘密を最後まで隠しきれるかにも注目だ。