28年前に描かれた尾田栄一郎『MONSTERS』リューマの色紙に注目 漫画家・水元あきつぐ氏がポスト

28年前に描かれた『MONSTERS』リューマの色紙

 1月22日よりAmazon Prime Video&Netflixで配信中のアニメ『MONSTERS 一百三情飛龍侍極』。原作は『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎氏による1994年の読切作品『MONSTERS』で、初のアニメ化に注目が集まっていた。

 そんななか、漫画家の水元あきつぐ氏が1月25日、自身のXにて、本作の主人公であり、『ONE PIECE』の世界にもその名が刻まれている侍=リューマが描かれた、尾田氏のサイン色紙を公開。色紙に書かれた日付は「H8.1.30」で、28年前の貴重な1枚に多くのファンから驚きと感謝の言葉が寄せられている。

 水元氏によれば、当時、家業を継ぐために東京を離れるアシスタントの先輩がおり、そのお別れ会を開いた際の1枚だという。先輩に記念にサインを描いてもらおうと色紙を持っていき、「勢いで横にいた尾田さんにも頼んじゃいました」とのこと。水元氏の周りで、漫画家がお互いにサインを描き合うのがプチブームになっていたことから実現したそうだ。

 いまや国民的作品を超えて世界的な大ヒットコンテンツになっている『ONE PIECE』が「週刊少年ジャンプ」で連載を開始したのは、1997年7月22日。このサインが描かれたのは平成8年=1996年のことで、ブレイク前夜のお宝だ。そこに描かれた作品がいま映像化されて評判を呼んでいることも、美しい状態でいまSNSで見られることも、ファンにとってはご褒美と言っていい出来事だろう。

 そんな水元氏も1997年、『HEY!HEY!LIFE!!』で週刊少年ジャンプデビューを飾り、現在は『性癖クラブ』(作画を担当。コミックシーモアほか)、『サムライアリ インビジブルZERO』(マンガボックス)を連載中だ。ぜひチェックしてみてはいかがだろう。

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