アナログレコードビギナーも入門できる 国内唯一のアナログオーディオ専門誌「季刊・アナログ」に注目
アナログオーディオと人と物にまつわる物語を紹介する、国内唯一のアナログオーディオ専門誌「季刊・アナログ」。最新82号は、アナログレコード人気が高まる中でビギナーの方々に向けてお届けするQ&A企画「レコード再生 基本のキ」、アナログレコード再生になくてはならないカートリッジの18モデル一斉試聴レポート「10万円台のカートリッジ」、そして「トーンアームのメカニズム研究」など、見逃せない内容が盛りだくさんだ。
■インタビュー:ジャズ・サクソフォニスト 渡辺貞夫
90歳の生涯現役プレーヤー、サクソフォニストの渡辺貞夫。オーケストラとの競演も、全ステージ座ることなく、エネルギッシュな演奏を繰り広げており、その様子がCDアルバム『渡辺貞夫 meets 新日本フィルハーモニー交響楽団』として発売された。親交の深い音楽評論家の中川ヨウによるインタビューをお届けする。
■インタビュー:ロック・シンガー 白井貴子
1985年のヒットシングル「Chance!」を収録し、“ロックの女王”としてブレイクを果たした白井貴子のアルバム『FLOWER POWER』が、この度アナログLPとして復刻した。THW CRAZY BOYSのメンバーとともに『FLOWER POWER』の完全再現ライヴも1月に行うというエネルギーに溢れた彼女の今の声を、山本 航のインタビューでお届けする。
■特集:素朴な疑問をスカッと解決「レコード再生 基本のキ」
アナログレコード人気が高まる昨今、「レコードを買ったけど、針の降ろし方がわからない」といったビギナーの方々に向けて、Q&A企画をお届けする。最初にぶち当たる疑問の数々をオーディオ評論家/オーディオライターに解答してもらった。ベテラン・ユーザーの方々にも、いま一度、おさらいとして楽しんで読んでもらうことができる。
■特集:「10万円台のカートリッジ」18モデル一斉試聴レポート
アナログレコード再生になくてはならないカートリッジ。5万円までのカートリッジ21モデルを試聴した本誌80号の特集では、エントリークラスの製品の実力の高さを実感。そこで今回は、10万円から20万円のカートリッジ18モデルを生形三郎氏が一斉試聴した。一味違うワンランク上のサウンドのための製品選びに役立てよう。
■本邦初公開!「トーンアームのメカニズム研究」
知っているようでよく分からない。分かってはいるけれど、見たことはない。そんなトーンアームに焦点を当てて、そのメカニズムにメスを入れた。今回は、ダイナミック・バランス型、ダブル・ナイフエッジ型、オイルフローティング型、トライピポット・サポート型を取り上げ、それぞれビジュアルとともに、井上千岳氏による分かりやすい文章で解説。
■緊迫の収録現場レポート&完成LP試聴レポート「川上さとみ ダイレクト・カッティング!!!」
さる9月13日、川上さとみピアノトリオのダイレクト・カッティングがキング関口台スタジオにて行われた。失敗の許されない一発勝負のラッカー盤へのダイレクト・カットとともに、DSD11.2MHzによるデジタル録音も行われ、最終段階で、そのそれぞれをA面、B面に配した興味深いLP『Sensibilities <DIRECT CUTTING vs DSD11.2MHz 1bit>』が出来上がった。その緊張感に溢れた収録現場に同席し、さらに数カ月後に、完成したLP盤を試聴したレポートをお届けする。