『SPY×FAMILY』伏線が随所にある!? ツンデレなダミアンとアーニャの恋愛フラグを考察
大人気マンガ&アニメ『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)で物語上の重要なポイントになるのが、超能力少女・アーニャのイーデン校での学校生活だ。というのも、ロイド・フォージャーこと敏腕スパイの「黄昏」がアーニャやヨルと疑似家族になった理由が、イーデン校の懇親会で、東国の国家統一総裁であるドノバン・デズモンドと接触するためだ。
本稿では、デズモンドの息子でアーニャの同級生でもあるダミアンを深掘り。作品内に散りばめられたダミアンの魅力やツンデレエピソード、アーニャとの恋愛フラグ(?)もチェックしよう。
プライドが高く自惚れ屋だが、男らしい一面も
ダミアンというキャラクターを語る上で欠かせないのが、東国の国家統一総裁の息子であることにかなりプライドを持っており、若干というか、かなり自惚れ屋な点である。
例えば、アーニャとダミアンの出会ったクラス分け発表で、自分の名前を壇上から呼び捨てで呼ばれた際に『「さま」をつけろ。「さま」を』と教員に向かって心の声を吐露。その上、アーニャが自分を見ているのを察知すると「さては、早くもオレの魅力に気づいてホレたか」「照れやがって。かわいいじゃん」という心の声も。初見だと、かなりのオレ様キャラで嫌な奴に描かれている。この時、超能力を持つアーニャは、ダミアンの心を読んでかなりゲンナリした表情になっており、仲良しになる作戦は早くも前途多難な雰囲気に……。
しかし、その後MISSION15のドッジボールクラス対抗戦では、転んでしまったアーニャを庇って、豪速球を体で受け止めたり、MISSION17では星(ステラ)を獲得したアーニャに対し、ズルしたのでは?と陰口を叩く同級生に「ウチの学校が手違いや不正で星くれるような三流校だとそう思ってんのか?」と問いかけたりなど、男らしさを感じさせる一面も。取り巻きの男子学生たちにも「こういうトコ男らしいよな」「カッコいいっす」と思われる、実は男にも支持されるタイプのイケメンなのだ。
吊り橋効果で気になる存在に?作中に散らばる恋愛フラグ
男女が最悪なシチュエーションで出会い、一緒に様々なイベントや危機を乗り越えて、恋愛関係に発展する。いわゆる「吊り橋効果」による恋愛フラグは、漫画や小説では王道の恋愛パターンだ。こうした王道の恋愛フラグがアーニャとダミアンの学校生活にも随所に見られる。
例えば、イーデン校の入学初日。超能力を持つアーニャは、黄昏がかされている重要ミッション「オペレーション梟(ストリクス)」成功のためにダミアンと仲良くなろうと考えるが、その横柄な態度に思わず手が出てしまう。その後、アーニャが謝り一件落着するが、一度もぶたれた経験のないダミアンにとっては彼女が気になる存在に。