【ライトノベル最新動向】『転スラ』最新刊が堂々1位! 『誰が勇者を殺したか』など注目作続々
4位は恒例のライトノベルランキング本「このライトノベルがすごい!2024」(宝島社)。書籍版の完結を記念して、『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』(TOブックス)の香月美夜へのスペシャルインタビューが掲載されている。ランキングの方は11月25日の発表まで不明だが、単行本部門で『本好きの下剋上』が連覇を果たして4度目の1位を獲得するかが注目ポイントとなりそう。文庫部門も衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ』(MF文庫J)の連覇か、それとも他の作品の躍進かに注目が集まる。
8位からは電撃文庫の人気シリーズがランクイン。8位の高橋弥七郎『灼眼のシャナSⅣ』(電撃文庫)は完結した本編とは別に紡がれていた短編をまとめつつ、新作を加えた1冊で、壮絶な戦いを終えたシャナたちのその後について触れられる。9位『ソードアート・オンライン IF 公式小説アンソロジー』(電撃文庫)は、川原礫の『SAO』シリーズについて『ガンゲイル・オンライン』の時雨沢恵一×黒星紅白、『魔法科高校の劣等生』の佐島 勤×石田可奈らが寄せた作品を集めたもの。ゲーム世界で司波達也とキリトが出会う話や、「もしもキリトとアスナがゾンビゲームで遊んだら」といった仮定の世界の『SAO』を楽しめる。
10位は入間人間『安達としまむらSS』(電撃文庫)。女子高生の安達桜と島村抱月が出会って恋人へと深まっていく関係について紡がれた短い作品が詰め込まれていて、2人の世界に改めてグッと近づける。同棲直前に安達母への挨拶の日を綴った中編「そして……」も収録。同時発売の『安達としまむら99.9』(電撃文庫)は13位。TVアニメのBD/DVD特典小説で大人になった安達としまむらの日々が綴られる。