『東リベ』天竺編で存在感高まる「黒龍」とは? 初代総長・佐野真一郎から“引き継がれた思い”を考える

『東リベ』黒龍の存在感

イヌピーを前に九井一は何を思う

 幼馴染が少年院へ行っても帰りを待ち続けたココ。2人は親友の域を超えており、タケミチと千冬のような「相棒」といった関係として前へ進んできた。

 生憎ココには黒龍への愛着はなく「強い奴が好き」と公言しつつも、さらりと大寿から離れるクールささえ持つ。ある意味、彼が本当に忠誠を誓うのはイヌピーだけなのかもしれない。

 金を作る天才と呼ばれた男は、あまりその呼び名を誇りに思っていない素振りを見せる。ネタバレになるので深く書けないのが残念だが、天竺がほしがるその財力には何か秘密があるようだ。ココを取り返し、黒龍を復活させたい幼馴染に対して彼は何を思うのだろう。引き裂かれた2人の相棒が今後どうなるかも見どころである。

 冒頭に記した通り、『東京リベンジャーズ』の代表的なチームは東京卍會だが、実は黒龍が一番のカギを握るといっても過言ではない。彼らが伝説を残さなければ憧れを抱く者も現れず、作中の多くのキャラクターやチームは別の形で存在していたからだ。

 タケミチに初代の面影を見たからこそ決意が固まったイヌピーは、今後どのような動きを見せるのか? 東京卍會の壱番隊の隊員となった彼の活躍に、そして謎に包まれたココの裏側に注目しよう。

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