『ドラえもん』スネ夫の弟やジャイアンのお父さん……めったに登場しないレアキャラ3人のエピソード
1969年に連載が開始されて以来、多くの人から愛されている『ドラえもん』。のび太やしずかちゃんといったお馴染みのキャラクターは誰もが知るところだが、作品にめったに出てこないレアキャラにも、印象深いものが多い。そこで本稿では、原作コミックスで確認できる『ドラえもん』の興味深いレアキャラを紹介していこう。
スネ夫の弟・スネツグ
スネ夫に弟がいたことは、意外と知らない方も少なくないのではないだろうか。テレビアニメ『ドラえもん』にてスネツグが登場した際は、SNSにて「スネ夫に弟がいたの?」と驚きの声が続出していたこともある。
そんなスネツグが、原作のマンガで初めて登場するのは第40巻。昔は骨川家に住んでいたものの、ニューヨークのおじさんに養子として迎え入れられた過去を持つ。見た目こそスネ夫にそっくりだが、性格はまっすぐで良い子。兄のスネ夫を尊敬しており、「僕もお兄さんに負けない、りっぱな少年になるの」と語っているシーンもある。
実は全巻通して スネツグが登場するのは、たったの4回のため、かなりのレアキャラだ。
ジャイ子の友人・ガン子
ガン子は、ジャイ子の友人で、しずかちゃんの隣の家に住んでいるというキャラクター。注目すべき点は、藤子・F・不二雄作の『パーマン』の主人公・諏訪みつ夫の妹でもあるということ。藤子氏は自身が手掛けた別作品となる『ドラえもん』に、ガン子をカメオ出演させたのだ。
ガン子は、短編第4巻「のろいのカメラ」というエピソードで初登場。ジャイ子とタッグを組んで、ドラえもんのひみつ道具・のろいのカメラを使って暴走する様子が描かれている。ちなみに、それ以降は原作には出てきていないため、登場はたったの1回。正真正銘のレアキャラといえる。