【漫画】亡くなった恋人の押し入れから出てきたものは……? 着ぐるみを通じてパートナーを感じる『キミの残したモノ』

【漫画】亡くなった恋人の押し入れから……

 亡くなったパートナーの代わりに、とあるイベントに参加すると……。 着ぐるみを通してパートナーを知るBL漫画が『キミの残したモノ』としてXにアップされた。

 今回は自身も着ぐるみを着て活動されている作者のえふ(@f_star_inu)氏に、本作創作の経緯や作中の着ぐるみ描写について話を聞く。(青木圭介)

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『キミの残したモノ』(えふ)

ーー本作を創作した経緯を教えてください。

えふ:元々マイノリティについて描きたいなという思いはあって、さらに“趣味”についても描きたいなという気持ちがあったんです。SNSではオープンにしている方も多いですが、珍しい趣味について現実でオープンにするのが難しい方は、まだまだ現代でも多くいらっしゃると思います。そういった部分を掬い上げて描きたくて、創作したのが本作です。

ーーご自身も着られているなかで、作品で特に出したかった着ぐるみ活動の特徴は?

えふ:着ぐるみを着ているということは、中に人はいます。話していたら「中の人はこんな人なんだろうな」とかもわかるんですけど、やっぱりお互いキャラクターと中の人を別の存在として扱うんです。作中にもあるように「オーナーさんは今どこにいるのー?」とか、世界観を守る趣味なのが素敵だなと思います。

ーー本作のなかで、えふ氏自身が気に入っているポイントを教えてください。

えふ:作中全体を通してなんですけど、着ぐるみに感情がわかるような演出を入れないようにしています。演出として着ぐるみの表情を少し変えたり、汗をかかせたりすることもできますよね。でも、表情が変わらないのも着ぐるみのリアルで、そこをしっかりと表現したかったんです。見る人によってかわいくも不気味にも見える、着ぐるみらしさを出せたかなと思うのが気に入っています。

ーーえふ氏が漫画を描き始めた経緯を教えてください。

えふ:最初はエッセイを描いてみようと思い立ったんです。自分のなかで描きたいと思うことがあり漫画の制作を始めたのですが、漫画は自分の考えを伝えるツールだと思っているので、ストーリーがある創作漫画の制作を始めてからも自分の経験や趣味から生まれた物語を描いています。

ーー着ぐるみはどのようなきっかけで好きになったのでしょうか?

えふ:SNSで着ぐるみを着ている方の動画を観たのがきっかけでした。同じタイミングで、着ぐるみを着て踊っている方が来るというイベントがたまたま地元であって、せっかくならと足を運びハマりましたね。ぬいぐるみが動いているようでかわいいのが、着ぐるみの魅力だと思います。

ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか?

えふ:今後も、着ぐるみを題材にしたような作品を描いていきたいと思っています。それこそイベントで見たような、歌って踊る着ぐるみアイドルの漫画や動物アイドルの漫画を、描けたら嬉しいです!

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