『ONE PIECE』最強クラスの能力になる? “ムシムシの実”のポテンシャルを考える

『ONE PIECE』ムシムシの実のポテンシャル

 いずれにしても、自身の体をはるかに超える大きさの物体を運ぶ膂力、無尽蔵の体力に硬い外骨格、跳躍力&飛行能力と、単純にフィジカルが強い上に、場合によっては擬態能力や猛毒を持っていたり……と、昆虫の強さは他の漫画作品でも強調されているところだ。

 もっとも、『仮面ライダー』の例を引くまでもなく「昆虫の能力を備えた人間」は既存のアイデアではあり、不快に感じる人も少なくないモチーフなので、トンタッタ族というビジュアル的に愛らしい種族の能力にとどめているのかもしれない。しかし、例えば宇宙空間でも生きるという“最強の防御力”を獲得できる「ムシムシの実 モデル:クマムシ」や、単体でも恐るべき強さを発揮しそうな「モデル:グンタイアリ」を巨人族が食べたらどうなるだろう……と想像すると、ものすごい強キャラが誕生しそうだ。巨大化ということを考えると、ムカデやカマキリもかなり恐ろしい。

 「悪魔の実」についての議論はいまも尽きない。来るべき最終決戦に向けて、驚きの新能力が登場することを楽しみにしたい。

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