『ドラゴンボール』悟飯と悟天、強いのはどっち? 性格も戦う姿勢もまるで異なる2人を比較
『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空には悟飯と悟天という2人の息子がいる。兄弟でありながらも性格や戦いに関する考え方が異なる2人。ネット上では「弟の悟天のほうが悟飯よりも才能があるのでは?」という声が聞かれるようだ。一方で「ピッコロと修行して強さを身につけていった悟飯のほうが才能がある」という意見もある。悟飯と悟天、果たしてどちらのほうに才能があるのだろうか?
悟天は修行もせず7歳で超サイヤ人になっている
「悟飯よりも悟天の方が才能がある」と言われる理由として、“超サイヤ人になった年齢”が挙げられる。悟飯が超サイヤ人になったのはセル戦のとき。10歳だった悟飯は“精神と時の部屋”で修行をした後、超サイヤ人2にまで(一瞬だが)なった。対して悟天が超サイヤ人になったのはわずか7歳のとき。しかも修行もせずいきなり超サイヤ人になっている。
超サイヤ人にはなれるのに何故か舞空術が使えなかった悟天だが、兄の悟飯が教えるとあっという間に会得してしまった。持って生まれたセンスのようなものが悟天にはあるのだろうか……。そもそも戦闘に対する2人の考え方も異なる。悟飯は戦いをあまり好まないが、悟天はトランクスと戦いごっこをしながら成長しているので戦い自体に抵抗はないようだ。また悟飯はセル戦の後、戦いから遠ざかったので戦闘力もだんだんと落ちていったといえるだろう。
ネット上では「悟天は早熟型なだけで頭打ちは早かったかも?」という声や、「サイヤ人になった年齢は悟天のほうが早いけど、10歳でセルと渡り合える悟飯のほうが強い」といった意見が聞かれた。
悟天はギャグマンガの住人だから悟飯と比較できない?
悟飯は幼いころからピッコロとともに修行し、見守られながら強くなっていくといったサクセスストーリー的な要素も感じられた。4歳の悟飯に対して厳しすぎる印象も受けるが、それがピッコロなりの優しさでもあったように感じる。悟飯にしてみたら2人目のお父さんのような存在だったのだろう。ピッコロは最期、悟飯を庇って命を落としてしまうことになる。
対して悟天はトランクスとの融合技である「フュージョン」を父・悟空から伝授してもらっている。しかしトランクスのキャラも際立っていたことから、どうしても2人でワンセットという形で見られがちだった印象は否めない。ネット上では「悟天とトランクスがメインのストーリーはギャグマンガ要素が強い。悟飯と比較する自体がナンセンス」「超サイヤ人になれる才能と戦う才能は違う」といった声も聞かれる。
悟天が悟飯と同じように周りの大人たちに厳しく育てられる、といったストーリー内容なら比較しやすかったのかもしれないが、それでは読者がつまらないだろう。あえて悟天のキャラ自体も悟空や悟飯とは変えた(父や兄は女の子にほぼ興味を示さなかったが、悟天はデートを優先するほど女の子好き)のかもしれない。悟天のビジュアルに関しても、幼少時は悟空そのままといった感じだったが、青年期には“フツウの男の子”のような(ヤムチャに似ているという声もアリ)見た目になっていた。
悟飯も悟天も父である悟空の血を受け継いでいる2人なので、もともと持っているポテンシャルは高いはず。しかし年齢差もあり、戦う相手も異なる。さらに“比較する土壌が違う”となると、2人の才能をジャッジするのは難しいのかもしれない。