星飛雄馬、山田太郎、茂野吾郎……野球漫画に登場した名選手、推定年俸はいくら?

野球漫画の名選手、推定年俸は?

  今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝や大谷翔平選手の大活躍など日本だけではなくプロ野球が大いに盛り上がりを見せている。野球は日本において伝統的で国民的なスポーツで、最も年俸が高いスポーツであり、選手の平均年収が約4500万円と高く、トップ選手ともなると億単位の年俸が当たり前となっている。

 ちなみに現在の日本のプロ野球の中で、最も年俸の高い選手はオリックスブルーウェーブのエース投手であり、WBCでも活躍を見せた山本由伸選手の6億5000万円となっている。

  漫画でも数多くの野球選手が登場したが、「年俸」にスポットライトが当てられた作品は少なく、「どれだけ稼いでいるのか」が不明確だった。そこで今回はプロ野球漫画に登場した選手の年俸を考えてみよう。

『ドカベン』山田太郎 推定年俸:6~7億円

  野球漫画史上最強打者との呼び声高い、『ドカベン』の山田太郎。明訓高校時代は4番打者としてチームを引っ張り、甲子園通算打率7割5分、本塁打20と大活躍した。

  プロ野球編では西武ライオンズにドラフト1位指名され、高卒新人で新人王を獲得すると、首位打者、ホームラン王、打点王、三冠王と打撃タイトルを総ナメにする。また、捕手としてもリード力や強肩でチームを引っ張った。

  三冠王を獲得するなどプロ野球界を代表する打者となった山田。実績や同じように複数回の打撃タイトルを獲得している福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手や読売ジャイアンツの岡本和真選手の年俸を考慮すると、6~7億程度の年俸が妥当であると思われる。

『MAJOR』茂野吾郎 推定年俸:50億円

  平成を代表する野球漫画、『MAJOR』。その主人公といえば、豪快な性格で日本とメジャーリーグで活躍した茂野吾郎だ。

  茂野は甲子園に出場することができなかったが、日本球団の誘いを断り、渡米。マイナーリーグから這い上がり、ワールドカップ日本代表での活躍が認められる形でメジャーに昇格。ここで160キロのストレートを武器に最多勝、サイヤング賞を2回獲得する。

  血行障害が再発したあとは抑えに回り、最多セーブ投手を獲得。また、ワールドシリーズも制覇した。メジャーリーグを代表する投手となった茂野の年俸は、MLBでサイヤング賞3回を獲得しているマックス・シャーザー投手が56億円を稼いでいることを考えると、50億程度が妥当になってくるのでは。

  なお茂野はその後肩を壊し、日本のプロ野球に復帰している。また、『MAJOR 2nd』では40歳を過ぎても国内外の独立リーグを渡り歩き、現役にこだわっていた茂野。野球で稼いだ生涯賃金は、100億を超えているものとみられる。

『巨人の星』星飛雄馬  推定年俸:8000万円~1億円

 野球漫画の草分け的漫画、『巨人の星』。その主人公といえば、星飛雄馬である。大リーグボールを武器に並み居る猛者を手玉に取った。

 大リーグボールを開発して無双、破られて2軍で低迷という浮き沈みの激しいプロ野球生活だったが、大リーグボールがハマったときはまさに「誰も打てない」状態。とくに大リーグボール3号は打とうとするバットから逃げていくという特製で、花形満や左門豊作を手玉に取った。

 星は大リーグボール3号を武器に完全試合を達成後、左腕を壊し、失踪。その後、右投手として読売ジャイアンツに復帰し、「蜃気楼ボール」を武器に復活。長嶋茂雄監督のリーグ優勝に貢献している。

 浮き沈みの激しい野球人生だけに星の評価は難しいが、シーズン9連勝などで優勝に貢献したことを考えると、8000万円~1億円程度の年俸が妥当だと思われる。

 
『あぶさん』景浦安武 推定年俸:3億円

  昭和から平成中期のパシフィック・リーグを舞台にした漫画『あぶさん』。酒飲みの代打景浦安武を主人公に野村克也氏、落合博満氏、清原和博氏、野茂英雄氏らパ・リーグのスターが総登場した。

  景浦は社会人野球の北大阪電機から「契約金50万・年俸100万」で南海に入団。当初は酒飲みのためスタミナがなく、代打しかこなせない選手で、一度自由契約になり入団テストを受けて入りなおすなどしたが、福岡ダイエーホークスになると3年連続三冠王、4打席連続ホームラン、シーズン56ホームラン、5年連続ホームラン王の大記録を達成した。

  打撃部門で高い成績を残した景浦。30代後半で本格化したことや契約更改で絶対に保留をしないことを考えると、3億円程度の年俸になる可能性が高い。

  活躍すると年俸が億を超えるプロ野球の世界。漫画の世界に登場した名選手の年俸を現実と照らし合わせて推測しながら読むことで、楽しみと深さが広まりそうだ。

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