女優・若月佑美、初フォトエッセイで紡いだ真っ直ぐな言葉「マイナスだと思う部分も捉え方次第で強みに変えられる」
福田監督の言葉で自分の強みに気づけた
——実際、マイナスが個性として評価されたところでいうと?
若月:デビューしたばかりの頃から、「真面目過ぎる」とみんなに言われていました。自分では「そんなに真面目かなぁ?」と思っていたんですけど、当時の私は「真面目過ぎる」と言われるたびに「=つまらない人間」だと勝手に解釈してしまって……。
バラエティ番組に出させていただくと、経験の有無に関わらず、パッと面白い返しができる子もいるじゃないですか。「どうして、あんなに面白い発言ができるの?」と、ノリ良く返せる子たちがすごく羨ましかった。自分の“考え過ぎ”にいちばん悩んでいたのは、恐らく、この頃だったと思います。
——バラエティでは、若月さんが苦手だとおっしゃっていた「簡潔な言葉で自分の思いを伝える」ことが求められますもんね。
若月:はい。ただ、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)などで何度もお世話になっている福田雄一監督に出会ったとき、言われたんです。「真面目にバカをやるから面白いんだよ。振り切れば振り切るほど、全力でバカをやるから面白いんだ。お前の真面目さと全力さは、めちゃくちゃ(コメディに)向いているんだから、振り切っていけ」って。
私の“考え過ぎ”は、考え過ぎるほど面白いのかもしれない。「真面目=つまらない」じゃなく、「真面目過ぎる=面白い」んだってことに気づいたとき、初めて自分のマイナスだと思っていた部分を強みに変えられると思ったんです。福田監督に出会えていなかったら、いまだに私は、自分の真面目さに悩まされていたかもしれません。本作のようなエッセイも、書けていなかったんじゃないかな。
——本作にも、ありのままを肯定してくれるような優しいエッセイが多く収録されていました。一見、マイナスなところも、捉え方次第では自分の強みに変えていけるのかもと、お話を聞いて改めて感じました。ちなみに、この約3年半は、連載にしても女優業にしても、“考え過ぎ”を活かしに活かした期間だったのかなと思います。“履きなれない靴”を履き潰すことは、できましたか?
若月:履き潰せ……なかったです! もちろん、履き潰すつもりでいたんですけど、女優業を続けていると、同じ靴ばかり履き続けてはいられないんですよね。ラブコメに出演させていただくときに履いていたキュートで可愛らしい靴で、そのままサスペンスには出られないじゃないですか。履きなれてきたと思った頃に、また違う靴を渡されての繰り返し。だから今、履き潰せないでいる靴が靴箱にたくさん収納されている状態です(笑)。一足でも履き潰せる日が来るとしたら、それは随分先の話になりそうですね。とにかく今後も、いろんな種類の靴を履きならしていこうと思っています。
【クレジット】
■ヘアメイク:永田紫織(Nous)
■スタイリスト:蔵之下由衣(commune ltd.,)
・カーディガン ¥27,500
・タンクトップ ¥8,250
・ショートパンツ ¥22,000/すべてdouble△standard△clothing(https://dsc-nightstore.com/c/brand/dsc)
・シューズ ¥8,690/あしながおじさん(https://www.crossroad-shoes.co.jp/c/brand/by)
※すべて税込み
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