【漫画】家族を失った少女、その心を溶かすものはーー創作漫画『わたしだけがいない音楽会』に落涙

 人の感情は複雑なもので、悲しいからこそ感じられる人のあたたかさや、後悔ゆえに気がつけないよろこびもある。しかし、「音楽」がそんな複雑さを飛び越え、人と人を繋いでくれることがあるーー6月10日にTwitter上で公開された創作漫画『わたしだけがいない音楽会』は、それぞれに切実な問題を抱えた少女と使用人が、悲しみ・苦しみを乗り越える姿が胸を打つ作品だ。

 唯一の家族である父親を亡くし、クローディア家に引き取られた少女・リローリエ(リロ)。父親の死も、新しい環境に身を置くことも、いまだに心の整理がつかないリローリエの前に、クローディア家の使用人・ゲルハルト(ゲト)が現れる。ゲルハルトはピアノが得意で、リローリエは父親が音楽家だったこともあり、音楽とともに交流を深めていくが……。

 本作を手掛けたのは、大学に通いながら、漫画制作以外にもイラスト作成や作曲など、マルチなクリエイティブ活動を行っているという夏梅アンズさん(@kuloneko0721)。登場人物の葛藤と成長を表現した本作の誕生秘話などを聞いた。(望月悠木)

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