『BLEACH』PVで話題の“平子の卍解”とは? 小説『BLEACH Can’t Fear Your Own World』で披露されたその威力
危機的状況のなかで卍解と口にする平子
5月28日に公開された第2クール「訣別譚」の告知PVが大きな反響を呼んだ背景として、平子の卍解シーンの存在が大きく影響している。
PVで描かれたのは多数の聖兵(ゾルダート)に対し1人で対峙する平子の姿。「お前らの常識も、この状況も、みんなまとめてひっくり返したるわ」とこぼしつつ、平子は不気味な笑みを浮かべながら静かに「卍解」と口にした。このシーンは漫画本編で存在していないものであり、アニメオリジナルの演出として描かれるものであることが予想される。
多数の聖兵の引く無数の矢の先がたった1人の平子に向いた画は危機的ともいえる状況だ。しかし平子の卍解を発動する状況としては、作中においてこれまでにない絶好の機会であるはず。
ただ1つ気がかりであるのは平子がどのようにして卍解を発動するための状況に持ち込むかだ。アニメ第2クールで描かれる滅却師の第2次尸魂界侵攻において、瀞霊廷もとい「見えざる帝国」では五番隊副隊長の雛森桃たちと、霊王宮では朽木白哉や阿散井恋次たちと共に平子は行動することとなる。
共闘する味方の存在だけでなく、見えざる帝国ならびに霊王宮では限られた空間内に滅却師と死神が集結するため、広範囲に影響を及ぼす平子の卍解は千年血戦篇の戦闘と相性が悪かった。平子がいかにして敵陣だけを卍解の効果範囲に誘い込むかーー。彼の立ち回りが卍解を披露するための鍵になると考えられる。
第2クールでアニメオリジナルの展開として描かれる平子の活躍は原作漫画の、とくに平子真子のファンにとってこれ以上ない最高のファンサービスであろう。アニメにて平子の卍解が披露された際には、再度「平子の卍解」がトレンド入りするほどの大きな反響を呼ぶかもしれない。