【ONE PIECE考察】いよいよ「空白の100年」の真実が? 鍵を握るリリィ女王とは何者なのか
「イム様がコブラの前に登場し、五老星が焦っているシーンで、コブラは驚愕の表情を浮かべています。コブラはなぜイム様を見て、驚いたのでしょうか。もちろん五老星が敬語を使う人物が現れ、その人物が虚の玉座に座ろうとしていたからなだけかもしれません。ただそれだけではない可能性もあると思うんです。例えばイム様の外見を見て、何かを感じたとか。もしかしたらイム様は、ビビか、コブラの妻であるネフェルタリ・ティティと同じ顔だったのではないでしょうか。原作1023話の扉絵ではビビの姿が描かれ、上に記載されたサブタイトルは『瓜二つ』でした。原作579話の扉絵は、ビビと並んだ木彫りのビビです。またアラバスタ編のラスト、ドレスに着替えたビビはティティと見紛うほどだと言われていました。これらの描写はすべて、ビビやティティにそっくりの人物がいる事実の伏線だったのかもしれません」
アラバスタの文献に名前がないとされるリリィ王女。彼女はなぜ天竜人にならなかったのか。そしてその後はどうなってしまったのか。
「リリィは裏切ったと言われているとはいえ、100年は19の王家と共に戦っていたと思われます。彼女はそんななか、ジョイボーイに感化され考えを改めたのではないでしょうか。言わばサウロとオルビアの関係に近いと思います。信じるモノがあって戦っていたけど、敵の話を聞いて自分のやっていることは間違いだと知った。サウロの行いも、海軍からすれば立派な裏切りですよね。考えが変わりマリージョアに住まなかったとして、気になるのはアラバスタに記録がないリリィのその後です。読者のなかでよく言われるのは、『リリィはアマゾン・リリーに行った説』ですが、ここも繋がると面白いですよね。アマゾン・リリーは『先先代皇帝』や『先先先代皇帝』など、皇帝の歴史が特徴的に描かれていますよね。初代皇帝にも秘密がありそうで、名前的にも『リリィ』が『アマゾン・リリー』の初代皇帝である可能性はありそうです」
『ONE PIECE』では次々と新事実が発覚し、同時に世界の真相に繋がる新たな謎も多く浮上している。キーマンであるリリィ王女の謎が明かされるときも、そう遠くはないだろう。