『HUNTER×HUNTER』“実写化”の議論でファン白熱 幻影旅団クロロ役の適任は吉沢亮、目黒蓮、それとも柳楽優弥?

 休載が続くなかでもカルト的な人気を維持している、バトル&アドベンチャー漫画の金字塔『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博)。原作の進行はストップしている状況だが、5月には舞台「『HUNTER×HUNTER』THE STAGE」(東京・天王洲 銀河劇場)の上演が決定しており、SNSでは配役に関心が集まっている。

 人気漫画の実写化……という話題においては、ファンそれぞれが抱くキャラクターへのイメージの多様性や愛着の強さ、あるいは原作へのリスペクトを欠いた過去作の印象もあってか、否定的な声が上がることも少なくない。しかし「舞台」については評判が良いものが多く、「『HUNTER×HUNTER』THE STAGE」についても、再現度の高い作り込まれたビジュアルに期待が高まっている印象だ。特に暗殺一家に生まれたキルアの兄で、ふくよか&内弁慶タイプの「ミルキ」の再現度が高すぎるとして、SNSで大きな話題になった(※演じるのはダンサーで俳優の皇希)。

  原作の連載再開がいつになるか見えないなかで、作品に新たな動きがあるのはファンにとってうれしいもの。実写映像化や舞台も楽しみのひとつで、人気漫画の「理想の配役」が話題になることも多い。『HUNTER×HUNTER』については人気キャラクターが多く、ビジュアルだけでなく「性格/性質」が能力に大きくかかわることから、人によって「ハマり役」と考える俳優が変わるのが面白いところだ。

 そんななか、テレビプロデューサーの佐久間宣行が3月1日、自身のYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」にて、「【妄想トーク】『HUNTER×HUNTER』幻影旅団を実写化するとしたら…佐久間P・オークラ・篠宮が勝手にガチで妄想キャスティング!」と題した動画を公開した。

【妄想トーク】『HUNTER×HUNTER』幻影旅団を実写化するとしたら…佐久間P・オークラ・篠宮が勝手にガチで妄想キャスティング!

 数々の人気番組・人気企画を手掛けてきた佐久間Pだが、実はこれが「ずっとやりたかった企画」だという。今回は放送作家のオークラ、元お笑いコンビ・オジンオズボーンの篠宮暁という『HUNTER×HUNTER』マニアのゲストを迎え、激論を交わすことになった。

 詳しくは実際に動画を見ていただきたいところだが、テーマを「幻影旅団」に絞ったところがファン心をくすぐり、それぞれに思い入れがあるのがいい。テレビマンらしく「興行の成功」まで織り込んだ、「妄想」で片付けるには気合いが入りすぎた内容になっている。

 例えば、主役級と言える団長・クロロ=ルシルフルの配役について、篠宮が『キングダム』で漂&嬴政、『東京リベンジャーズ』でマイキーという大物を見事に演じた吉沢亮を推薦すれば、オークラがビジュアルと年齢のマッチングからSnowMan目黒蓮を挙げ、佐久間Pはカリスマ性にフォーカスして柳楽優弥をチョイス。このなかから誰を採用するか、という議論も面白い。

 コメント欄も大いに盛り上がっており、「フェイタンはどう考えても本郷奏多これだけは譲れないぞ!!!!」「ノブナガ大泉洋めちゃくちゃ良いだろ…!?」「ヒソカは森山未來であってくれ!!!!ってなんとなくずっと思ってる」など、熱い声が寄せられている。ファンなら「このキャラクターだけは譲れない」という好みの配役がひつつやふたつ、あるものだろう。原作の休載中にファンが盛り上がる話題を提供した、佐久間Pに感謝の声も寄せられていた。

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