『鬼滅の刃』先生になってほしい“柱”といえば? 煉獄杏寿郎から甘露寺蜜璃まで、その資質を考察

 大ヒット漫画&アニメ『鬼滅の刃』から生まれた学習ドリル『鬼滅の刃 キメツ学園! 全集中ドリル 炎の呼吸編』、『鬼滅の刃 キメツ学園! 全集中ドリル 音の呼吸編』が3月17日、発売される。『全集中ドリル』とは、鬼殺隊最高位の剣士=柱たち9人が、自分の呼吸にまつわる知識を教えてくれる学習本シリーズ。『炎の呼吸編』であれば、炎柱・煉獄杏寿郎が炎に関連する国語・算数・理科・社会・英語の知識を教えてくれるという。

 大好きなキャラクターの授業なら、学習は普段より捗りそうだ。なかでも『鬼滅の刃』の柱たちはそれぞれに個性があり、そもそも後進の指導が大きな役割のひとつ。パロディ漫画『中高一貫!! キメツ学園物語』では実際に教師として活躍中で、「こんな先生がいれば」と想像してしまう。本稿では、学校の先生になってほしい柱について考察したい。

 どのキャラクターもそれぞれに教師になったときの長所が考えられるが、最初に思い浮かぶのはやはり、『全集中ドリル』でも先陣を切る形となった炎柱・煉獄杏寿郎だろう。「勉強」自体ができるイメージはあまりないが、有無を言わせない説得力を持つ“優しい熱血教師”になりそうだ。正々堂々、正しさを伝える煉獄さんのクラスからは、道を外す生徒が出てこない気がする。「成績」がそこまでシビアに問われづらく、人格形成の重要な時期となる小学校の先生に向いているかもしれない。『キメツ学園』では歴史の授業を担当し、その人気と熱意で成績アップにも大きく貢献している。

 水柱・冨岡義勇は若干スパルタな印象があるが、根っこには情の厚さがあり、信頼できる教師になりそうだ。いつも冷静で合理的に見えて、大事なことは声を大にして伝える熱さもあり、「鬼殺隊」として本来なら処分すべき鬼の禰豆子を見逃すなど、ルールだけが全てではないと考える柔軟さもある。生徒がルールを逸脱したときも、その理由をしっかり受け止めつつ、叱るときは思い切り叱り、最後は責任を取ってくれそうだ。ちなみに『キメツ学園』ではよりデフォルメされ、竹刀を振り回す体育教師として活躍している。

 恋柱・甘露寺蜜璃も捉えようによってはいい先生になりそう。人のいいところを見つけるのが天才的にうまく、ひとりぼっちになりがちな冨岡に対しても、ネチネチとしつこく見える蛇柱・伊黒小芭内や、日に日に傷が増えていく風柱・不死川実弥についても、欠点に思われがちな個性を「可愛い」「素敵」とそのまま受け入れている。誰に対しても愛情を注ぎながら、強靭な肉体と根性により、生徒から“ナメられる”こともないだろう。『キメツ学園』では「芸術大学に進んだ卒業生」という立場で登場するが、小学校や中学校の教師となると、大食らいの彼女にとっては「給食」の時間が大変かもしれない。

 その他、物腰は柔らかいが怒らせると怖い蟲柱・胡蝶しのぶ、「遊郭編」で“引率の先生”のような役回りも演じ、芸術の素養も高そうな音柱・宇髄天元など、リスクもありそうだが人気教師になりそうなキャラクターばかり。皆さんだったら、誰のクラスに入りたいだろうか?

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