映画『SLAM DUNK』に登場してほしいキャラクターは? 仙道彰、神宗一郎ら名選手・名シーンへの期待

映画『SLAM DUNK』に出てほしいキャラは?

 12月3日の映画公開に向けて、注目が集まる名作バスケットボール漫画『SLAM DUNK』。現在まで公表されている情報は限定的で、11月4日に公開された予告映像では、お馴染みのキャラクターとしては湘北高校の5人が登場しているのみだ。3DCGを使用した作画には賛否両論あるが、魅力的なキャラクターにあふれている『SLAM DUNK』のこと、新たな映像で動き回っている姿が見たい選手が大勢いる。

 例えば、ライバル・陵南高校のエース、仙道彰。筆者はこのキャラクターが大好きだ。バスケIQの高いオールラウンドプレイヤーで、アシストだけでなく、得点能力も求められる現代のポイントガード像に合う。仙道の方がスマート&スピーディな印象があるが、現在のNBAで最高のプレイヤーのひとり、ルカ・ドンチッチのようなスコアを記録しそうな期待感がある(ちなみに、仙道のモデルとなったのは日本人ストリートボーラー・JUN氏とされる)。マンガだけでは「どう通ったのか」が把握しきれないパスや、空中でディフェンスをかわすダブルクラッチなども、最新の映像で観てみたい。

 仙道の名シーンは多いが、あえて「プレイ」以外で考えると、湘北高校が王者・海南大附属に挑んだインターハイ予選の一戦で、桜木花道が神奈川県No.1プレイヤー・牧紳一に挑んだ場面が忘れられない。牧の上からダンクを叩き込もうとする桜木に対し、赤木剛憲は「待て!!」と叫び、宮城リョータは「止まれっ!!」と制止するなかで、スタンドで観戦していた仙道は、「行け」と呟く。「勝利に飢えている」というタイプではなく、基本的に飄々としているが、純粋にバスケが好きで、その背中でチームメイトだけでなく、桜木や流川も導いていく。大方の予想どおり、インターハイの山王工業戦がメインで描かれるとしたら、流川との1on1からの「北沢――北沢? 沢北じゃねーか…どあほう!!」(流川)ーーという流れが見られるのではないか、と期待してしまう。

 海南なら、神宗一郎のステフィン・カリーのような3ポイントや、清田信長のジャ・モラントのような跳躍も観てみたい。それぞれ、モデルになった選手は別だが、現役のスーパープレイヤーに重ねて見ることができるのも、『SLAM DUNK』がいかに選手の個性をうまく描いてきたかがよくわかるところだ。みなさんは、映画のなかでどのキャラクターのどんなプレイや、どんなシーンが観てみたいだろうか。

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