プロ漫画家の画力はデビューから14年間でどれだけ成長? 時代に合わせた進化がすごかった

 ユニークな実験動画を撮影することに定評のある、漫画家の慎本真(しんもと・しん)氏が、自身のYouTubeチャンネルで「【14年間】漫画家デビュー(20歳)から現在までのイラスト成長記録!」という動画を公開し、視聴者から反響が寄せられている。

 慎本氏は「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」でゲスト講師を務めるなど、技術を伝えることに長けた作家だ。チャンネル登録者数が50万を超えるYouTubeでは、家族やアシスタントも出演するアットホームな動画を届け、初心者にもわかりやすいイラストや漫画の描き方を伝えている。

 動画の冒頭で慎本氏は「今まで趣味でファッションイラストを描いてきてるんですけど、デビューしてから10年が経ちました。そこで、今回はその歴史を振り返りたいと思います」と話した。アシスタントのさいとう氏は「ということは慎本のイラストを振り返ると共に、10年前に流行ったファッショントレンドも振り返れるということね」と反応していた。

【14年間】漫画家デビュー(20歳)から現在までのイラスト成長記録!

 まず画面上に登場したのは2009年10月に描いたというイラスト。これは慎本氏作の漫画「SSB―超青春姉弟s―」に登場するチカ君とマコちゃんのモデルとなったものだという。どうやら男性の方は慎本氏をモデルにしているようで、女性の方はさいとう氏をキャラ化したものだという。さいとう氏も記憶に刻まれているようで「懐かしいね…!」とリアクションしていた。

 また動物と人物を一緒に描くのにハマっていた時期があるという慎本氏。当時のイラストを見て、さいとう氏は「慎本といえば美女と動物だよね」と笑っていた。また慎本氏が「ボーダーの洋服を着用している人が登場したら春になったということ。逆にヒョウ柄なんかの洋服を着ている人が登場したら秋~冬ってこと」と語る場面も。どうやら慎本氏は洋服に関する強い“マイルール”があるようだ。

 それからも次々とかわいらしいイラストが登場。時代と共に移り変わるファッショントレンドを楽しむことができるし、なにより慎本氏の漫画家としての足跡を辿ることができるというのは、彼女のファンにとってたまらないものがあるだろう。時が進むにつれ、どんどんイラストが洗練されていくのは慎本氏の努力の賜物といえ、視聴者からは「慎本先生の絵柄の進化やばい…!!最初からめっちゃ上手いけど、それで終わりじゃなくてどんどん進化してくのほんとにすごい」といった称賛コメントも寄せられている。

 慎本氏のファンはもちろん、洋服好きならば“あ~こんなの流行ってたね”などと思い出しながら、楽しんで試聴ができることだろう。気になる人はぜひ動画をチェックしてみよう。

■参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=-BPk7Vxxr_I

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