【漫画】推しの結婚から立ち直れる……? 悲劇に直面した3人のファンを描く『いつかは推しに花束を』

俳優に本気で恋をし、結ばれ隣に立つことを妄想する少女。しかし、ある日突然推しが結婚を発表し……。
突如一大事に直面した3人の心情を丁寧に描く、漫画『いつかは推しに花束を』がXにアップされた。今回は本作の作者である北木も子(@hokuboku_gohan)氏に、創作のきっかけや作品に込めたメッセージを聞く。(青木圭介)
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ーー本作を創作したきっかけを教えてください。
北木も子:元々は、同人誌即売会のコミティアに参加する用として、漫画を描きたいと思ったのがきっかけでした。それまでは漫画賞に応募するための読切漫画を、ずっと描き続けていました。でもページ数が自由で、やりたいことを詰め込んだ漫画を描こうと思い立ったんです。主人公が複数人いる構成の漫画を描きたかったので、本作のような形になりました。主人公を複数人にしようと決めたタイミングで、「推しの結婚」というテーマも決まりましたね。
ーー俳優のファンを作中の3人にした理由は?
北木も子:主人公の人数は3人と決めて、それぞれが好きになるきっかけは、作品や役柄にしようと考えました。しかし3人とも俳優として好きにはなるものの、その入口は映画だったり舞台だったりテレビだったり、バラバラの方が面白いと思ったんです。俳優のファンとして、異なる属性を考えたらこの3人になりました。
ーー推し活を描くうえでこだわったことはありますか?
北木も子:本作は推しの結婚という最大の苦しみが前提にあるので、それ以外の推しにまつわるエピソードは、すべて宝物のようなキラキラした思い出だけを描くことを心がけました。あとは1人ではなく主人公を3人にすることで、1対1の恋物語で完結しないようにも意識しています。
ーー「推しの結婚」をテーマにした本作に込めたメッセージを教えてください。
北木も子:やっぱり現実の推し活も、楽しいことばかりではないのかなと思います。推し活で悲しい出来事があると、もしかしたら今まで過ごしてきた時間を後悔したり、否定したくなる感情が生まれることもあるかもしれません。でも推しを応援するなかで過ごしたキラキラした時間みたいなモノは、確かに存在していた事実は何も変わらないということを、描きたかったのかなと思います。
ーー本作のなかで、北木も子氏自身が気に入っているポイントを教えてください。
北木も子:ギャグシーン全般を気に入っています。ページ数が決まっているとギャグシーンはどうしても削らざるを得ないことが多いんですけど、本作は自由に入れたいだけ入れられたのが嬉しかったです。例えば、「妄想することすら許されないのかよ」と落ち込む彩水の顔なんかは、描いていて楽しかったです。
ーー北木も子氏が漫画を描き始めたきっかけは?
北木も子:小さい頃から祖母の家に泊まりに行ったときなんかに、姉と一緒にいつもお絵描きをして過ごしていたんです。祖母がチラシをホッチキスでまとめたノートみたいな物を作ってくれて、ひたすら絵を描いていました。それを祖母や母に見せると、すごく喜んでくれたのが嬉しかったのは覚えています。そこから姉が買ってもらった漫画なんかを一緒に読むようになって、絵を描くのは好きだったので自然と派生し、キャラクターや物語も考えるようになりました。小学生の頃から、ノート何冊分も4コマ漫画を描いていましたね。
ーー最後に、漫画家としての今後の展望を教えてください。
北木も子:私はまだ投稿者の身でプロの漫画家ではないので、商業でも活動できるように努力をするのが必要なことかと思っています。そして、いつかは続きが待ち遠しいと思ってもらえるような、ワクワクする漫画が描けたら嬉しいです!


















