プロ漫画家が『スプラトゥーン3』のイラストを描くと? ランダムに選んだ3色で見事な仕上がりに
ユニークな実験動画を撮影することに定評のある、漫画家の慎本真(しんもと・しん)氏が、自身のYouTubeチャンネルで「【スプラトゥーン3】プロ絵師と初心者で3色マーカーチャレンジ!!」という企画動画を公開した。
慎本氏は「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」でゲスト講師を務めるなど、技術を伝えることに長けた作家だ。チャンネル登録者数が50万を超えるYouTubeでは、家族やアシスタントも出演するアットホームな動画を届け、初心者にもわかりやすいイラストや漫画の描き方を伝えている。
今回公開されたのは、9月9日に発売され、爆発的な人気を博しているTPSゲーム『スプラトゥーン3』のキャラクター(イカ/タコ)の線画を描き、チャンネルの恒例企画になっている「3色マーカーチャレンジ」を行う動画。目を瞑り、多くのマーカーの中からランダムで選んだ3色を使って、色塗りを仕上げるというものだ。
普段の「3色マーカーチャレンジ」では、配色が決まっているキャラクターを別の色でどう上手く仕上げるか、ということがポイントになるが、『スプラトゥーン3』のキャラクターはもともとカラーバリエーションが豊富で「正解」がないとも捉えられ、良作が生まれる予感が漂う。
さっそく目を瞑り、1色目のマーカーを引く、慎本氏とアシスタントのエス君。詳しくは動画をチェックしていただきたいところだが、二人が引いたのは、カラフルな印象が強い『スプラトゥーン』という作品に似つかわしくない、くすんだ色だった。
とはいえ、そこはプロ漫画家&そのアシスタント。限られたカラーでうまく配色し、背景にインクの跡を描き込むなど、さすがの仕上がりになった。どんな色でも馴染みやすいキャラクター造形と、「インクを塗る」というコンセプトーー『スプラトゥーン』は、今回の企画にぴったりのモチーフだったと言えそうだ。
ちなみに、慎本氏は『スプラトゥーン3』を発売日から毎日プレイしているそうで、ペイントしながらのゲームトークも聞くことができる。プロ漫画家の技術と、仕事の合間にどうゲームを楽しんでいるか、ということが気になる人は、ぜひ動画を確認してみよう。