『美味しんぼ』栗田ゆう子の手料理は意外と少ない? 物語とともに味わいたくなるメニュー4選

栗田ゆう子の料理4選

 グルメ漫画『美味しんぼ』のヒロイン、栗田ゆう子。作品に欠かせないキーパーソンだが、料理を自ら作るシーンは意外と少ない。これまで作品の中で、一体どのような形で腕を振るってきたのか。栗田ゆう子が作った料理を検証しよう。

おにぎり

 栗田が初めて山岡に作った記念すべき料理は、シンプルに「おにぎり」である。まだ新入社員だった栗田が、お昼ごはんとしておにぎりを作ってきたのだ。

 同じ文化部の田畑絹江と花村典子は味を絶賛していたが、栗田に勧められておにぎりを食べた山岡は、競馬新聞を見ながら「30点」と吐き捨てる。田畑と花村は「まあ失礼ね」「問題よあいつ」と激怒したが、栗田は「私のおむすび、そんなにまずかったかしら」とショックを受けていた。

 その後、銀座の寿司屋・銀五郎との一件を経て、もう一度おにぎりを作った栗田。弁当を作ってきた田畑と花村には目もくれず、山岡を探して「おむすび、どうですか」と再び食べさせる。

 山岡が「もらっていくよ、競馬場は腹が減るからな」とおにぎりの入った弁当箱を全部持っていく。山岡が前回のおにぎりよりも気に入ってくれたことを理解し、栗田は笑顔を浮かべて喜ぶ印象的なシーンである。

ソースの玉子焼き

 新年会で「究極の裏メニュー」を披露することになった文化部。大原社主や京極万太郎、中松警部に板山社長など、美食の大物が次々と参加を表明。富井副部長が「何を出すか言わないとボーナスの査定を…」と脅迫するシーンも見られた。

 そんな新年会で栗田が披露したのは、ソースで味をつけた玉子焼きだ。栗田はまず生卵をかき混ぜて、その中にソースを入れ再度かき混ぜ流。それをフライパンで焼きながら「私の兄が生卵にご飯をかけて、食べようとしてお醤油と間違えてソースを掛けちゃったの。もったいないから焼いてみたら、それがおいしかったの」と話した。

 ソースの玉子焼きはYouTubeで再現する人も。漫画でも山岡が味を絶賛していただけに評価は上々のようだ。

【漫画飯・料理】漫画『美味しんぼ』の栗田ゆう子さんの「ソース味の玉子焼き」を作ってみた。

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