【漫画】親友への贖罪と重ねた罪……ダークな創作漫画が伝える“人間らしく生きる条件”

 登場人物の願いが叶うことが、必ずしもハッピーエンドではない。ツイッターで投稿された創作漫画『人狼にされた男とその幼馴染の話』は、カタルシスがありながらも、その結末に心を揺さぶられるダークファンタジーだ。

 町医者として働くイーサンは、かつて魔女の手によって半狼にさせられた親友・ダンを街中で見つける。現在、魔女の下僕として凄惨な生活を強いられるダンに、イーサンは魔女と交渉することを提案するが、この返答は「俺を殺してほしい」、「俺はもう 人を喰ってる」という衝撃的なものだった。罪悪感に押しつぶされるダンを助けるため、イーサンは魔女が住む館に単身向かう。親友への贖罪と、そのために重ねてしまった罪。果たして、イーサンとダンの物語はどんな結末を迎えるのか――。

 本作の作者・松倉ユウコさん(@999_mtkr)は、4年前から本格的に漫画制作を始め、「ページ数を決めて話をまとめる練習をしよう」と、挑戦的な思いで制作したという。やりきれないラストに至る本作はどのように制作されたのか、話を聞いた。(望月悠木)

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