『AQUA』『お化けと風鈴』......暑いGWのお供に!涼を感じる“納涼漫画”でひとやすみ
『アンタイトル・ブルー』夏目靫子
涼しさを感じる代表的な色といえばブルー。そんなブルーの名がタイトルに入っている『アンタイトル・ブルー』は、日本画家の夢を諦めきれない主人公が、天才的なアートの才能を持つ男性と共謀し、ゴーストペインターとして活動するアート×サスペンスもの。
嘘とそれぞれの思惑が交錯する、緊迫感溢れるストーリー展開。そして、芸術家の葛藤に踏み込んだリアルな描写が本作の見どころ。また、作中には一つのキーワードとして「海」が登場する。涼しげだが、どこか登場人物たちの複雑な心情を投影するかのような海景色にも着目してほしい。