【漫画メシ】クレープ焼きそば、ハンバーガー焼きそば、深夜の焼きそば……美味そうな漫画の焼きそば料理4選
肉と野菜と中華麺を炒めて、ソースで味付けして食べる焼きそば。一般家庭で手軽に作ることができる料理として、多くの人に愛されている。お祭りの屋台で販売されるものもあれば、富士宮やきそば、宇都宮焼きそばなどのご当地グルメ、そしてパンに挟んで食べる焼きそばパンなど、さまざまなバリエーションがある。『ミスター味っ子』や『食戟のソーマ』といったグルメ漫画でも、ユニークな焼きそばが多く登場している。
クレープ焼きそば『ミスター味っ子』
味吉陽一に対抗心を燃やす岡田屋が「完全にゴミを出さない焼きそばを作る」という条件のもとに作り上げたのが、特製クレープ焼きそばだ。
クレープの皮の部分は麺で代用する。この麺にはこんにゃくの粉が入っていて、独特なコシを保つ。そこへ、スモークサーモンとホワイトソースをかけ、麺をクレープのように巻く。
大胆な発想のクレープ焼きそばは、ネット上で複数のユーザーが再現。その感想は「食べにくいけど、味は良い」という評価が多かった。さすが日本一のお好み焼き屋を自称する岡田屋が考案した焼きそばだ。
『ミスター味っ子』ハンバーガー焼きそば
岡田屋の「クレープ焼きそば」に対抗し、味吉陽一が「容器がいらない焼きそば」として作ったのがハンバーガー焼きそばだ。
ハンバーガーのパンの部分を焦げ目をつけた焼きそばにしたもので、具には豚肉、小エビ、しいたけ、ニラ、タケノコなどを入れ、これをとろみのあるあんかけ風の餡にする。さらにこの餡をワンタンに包み、揚げた焼きそばに挟んで完成だ。ハンバーガーというよりは、かた焼きそばの塊のような気もするが、この突飛な発想こそがミスター味っ子の良さである。
このハンバーガー焼きそばづくりに挑んだのが、お笑い芸人のサンシャイン池崎。味の評価はいまいちだったが、見事に料理を完成させていた。
『食戟のソーマ』特製焼きそば
食戟のソーマで、幸平創真が海の家で作った特製の焼きそばだ。一見普通の焼きそばだが、匂いだけで客がどっと押し寄せた。
特製の焼きそばは、一口カットしたイカ、オリーブオイルとイカ墨を絡めて風味を凝縮させ、白ワイン、キャベツ、玉ねぎ、トマト、そして大量に煮詰めた海老の頭とカラでとった「葉山謹製レッドオイル」を注射器で半熟卵に注入するものだった。
この特製焼きそばを元ミシュラン料理人・城二郎氏が再現。その味は、やはり高い完成度の高いものだったようだ。