バレンタインにぴったりな“読むチョコレート”? 『その男、甘党につき』のこだわりがスゴい

『その男、甘党につき』レビュー

装丁、タイトル、物語、全てから”チョコレートを感じる”

 そして、物語はもちろんのこと、タイトルや装丁といった全てから”チョコレートを感じる”ところが、本作をバレンタインにおすすめしたいもう一つの理由である。

 トリュフ、リキュール入りボンボン、クロカンブッシュ......。各話タイトルは、全て作中に登場する実在のスイーツの名前になっており、カバーにはチョコレートの包装に使われるような手触りの良い薄紙が採用されている。さらに、表紙をめくると、まるでチョコレートのギフトボックスを開けた時のようなギミックが。

 読んで、見て、触ってチョコレートを感じる。今年のバレンタインはぜひ『その男、甘党につき』で今までとは違うバレンタインを味わってみてほしい。

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