「2021年コミックBEST10」飯田一史編 1位は読み切りの少女マンガ!
2021年コミック・ベスト10(飯田一史)
1位 『ダイヤモンドになりたい』鈴山もり(講談社)
2位 『土竜の唄』高橋のぼる(小学館)
3位 『鬼畜島』外薗昌也(竹書房→LINE Digital Frontier)
4位 『四つ子ぐらし』漫画:佐倉おりこ/原作:ひのひまり(KADOKAWA)
5位 『リッチ警官 キャッシュ!』黒田さくや(小学館)
6位 『ナビレラ』原作:HUN/漫画:JIMMY(SUPERCOMIX STUDIO)
7位 『名探偵コナン』青山剛昌(小学館)
8位 『阿・吽』おかざき真里/監修・協力:阿吽社(小学館)
9位 『小学館学習まんが世界の歴史別巻 イスラム編(全4巻)』編集協力:山川出版社(小学館)
10位 『静かなるドン』新田たつお(実業之日本社)
10位の『静かなるドン』はピッコマの広告がきっかけで再ブレイクしたことで知られる名作。自分もハマってしまってこの作品を配信しているピッコマ、LINEマンガ、マンガほっと、ebookjapan、めちゃコミと複数アプリを切り替えながらどんどん読むという経験を初めてした(最終的には終盤のコミックスを購入)。
9位『小学館学習まんが世界の歴史別巻 イスラム編(全4巻)』。学習まんがの多様化が止まらないなか、初めてイスラム世界の歴史が学習まんがに。こういう作品もマンガアプリで読みたい。
8位『阿・吽』。平安仏教を描いた力作が今年完結。最澄がマンガでこんなにフィーチャーされたことなかったと思うが、師茂樹『最澄と徳一 仏教史上最大の対決』(岩波新書)と合わせて読むと良き。仏教研究では吉永進一『神智学と仏教』(法蔵館)が2021年の収穫だったが誰かブラヴァツキーや鈴木大拙が出てくる神智学/近代仏教マンガを描いてくれませんかね。
7位『名探偵コナン』。今年の学校読書調査を見たらコナンのノベライズが小4~中学生に大人気で、今の子どもにも支持されてるのがすごいなと思って以来サンデーうぇぶりで毎日1話ずつ読んでいる(※永遠に読み終わらない)。
6位『ナビレラ』。今年はウェブトゥーンに関して騒がれた年だったが、Netflixで観たドラマともども一番染みたのはこれ。認知症の老人が主人公の片割れのバレエマンガ。映画『最強のふたり』とか好きな人は絶対読むべき。