見る人をワクワクさせる絵のポイントは? ポケカ公認イラストレーターが徹底解説

 そして、今回の動画でもっとも大きな指摘へ。キャラクターに密度を持たせて背景をあっさりさせたり、ビスケットの彩度を落として前面のキャラクターと差別化したりと、「あらゆる対比表現を駆使していてものすごく勉強していることがわかる」(さいとう氏)が、それらの知識をいったんすべて忘れて、子供心を持って絵を描いてみてほしい、というのだ。

 今回のような楽しいテーマのイラストであれば、「色数を多くして、楽しく描いていった方がいい」と、ペンタブを走らせていくさいとう氏。瑞々しいフルーツが描き足され、賑やかになった絵に対して、キャラクターが埋もれないようにコントラストを上げるという処理を施し、添削完了。さすがの技術と発想に唸らされる内容になった。

 様々な表現技法を学び、絵をアタマで構築するすることも重要だが、それだけにとらわれず、遊び心とワクワク感を吹き込むことの大切さを伝えたさいとう氏。絵の奥深さを感じさせられる添削動画だった。

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