『ザ・ファブル』佐藤洋子はなぜ圧倒的な人気キャラに? その奥深い魅力を考察

『ザ・ファブル』洋子の魅力とは

心優しき一面も

 男性にとっては恐ろしい一面もある洋子だが、実は優しい心を持つ。あくまでも設定上の家族で本当の兄ではない明を、文句を言いながらも心配し、料理を作るなどしていた。

 また、苦労を重ねていたミサキには親身になって接し、痴漢被害を訴えた際にはしばらく電車に乗り、痴漢を捕まえようとしていたことがわかっている。明が組織を抜けることで標的になる可能性があり、多額の借金返済を抱えていたミサキを救うため、結婚を勧めたのも洋子だった。

 山岡が田高田社長を殺人の標的にしたときも、ボディガードを買って出た洋子。彼女は“殺し屋”でありながら、強い正義感を持っているのだ。

第二部では彼氏の存在も?

 第二部ではウイルスによって旅を中止した明から遅れて大阪に戻った洋子。その理由が、要請を受け、過去に2人で組んで殺した人物の身内がその後どうなったかを調査していたことが発覚している。

 そして戻った直後に紅白(クジラ)組の人間にボコボコにされるクロを救ったことから、真黒組と紅白組の抗争に巻き込まれる雰囲気も。また、田高田社長とのサシ飲みでは、「私、男運あるよ」とも発言しており、彼氏の存在も匂わせた。ペ・ダイヨチャではないと思われるが……。

 第二部は「洋子が主役になるのでは」という予想もある『ザ・ファブル』。今後の展開が注目されている。

人気の秘密は……

 暗い過去を乗り越え明るく生きるとともに、正義感と強さを持つ洋子。そんな彼女の明るさが、人気の秘密なのかもしれない。

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