『ハイキュー!!』作者・古舘春一先生のお気に入りキャラクターは? 「烏野高校放送部」スペシャル生放送をレポート

「烏野高校放送部」スペシャル生放送レポ

 8月19日と言えば……そう、『ハイキュー!!』の日だ。19日に日付が変わってから、多くのファンがツイートし、トレンドにも入るなど盛り上がりを見せた。ハイキュー!!公式アカウントでは、著者である古舘春一先生の描きおろしイラストが公開され、ファンを喜ばせた。

 また、「ニコニコ生放送」ではアニメ『ハイキュー!!』で日向翔陽演じる村瀬歩、影山飛雄演じる石川界人による『ハイキュー!!烏野高校放送部!』のスペシャル生放送が配信された。本稿では、その模様をレポートする。

古舘先生への質問コーナーに大興奮!

 8月19日の18時より行われた生放送。コメント欄にはスタート前から楽しみにするファンの熱いメッセージが飛び交っていた。マスクをし、感染対策バッチリの村瀬と石川の姿が映し出されると、一気にコメント欄の熱も上がった。

 今回はハイキュー!!の日ということで特別企画が用意されていた。なんと、古舘春一先生にスタッフが質問をぶつけ、その回答を紹介するというもの。ファンにはおなじみの編集担当・東氏が登場し、先生に代わって質問の回答を紹介した。

 たくさんの質問の中から、村瀬と石川がピックアップしたのは、『ハイキュー!!』を愛する彼らならではのものばかりだった。

 ひとつめの質問は「日向、影山の表には出さなかった初期設定は?」というもので、企画段階では影山のビジュアルは孤爪研磨(音駒)、日向は田中龍之介だったと明かされた。日向のキャラクターは田中よりも更に野生児想定だったそうで、もしそのままだったら全く違うストーリーになっていたかもしれない。

 続いては、「古舘先生自身が一番似ているキャラクターは?」という質問。性格は桐生八(狢坂高校のWS)で、立場的には烏養繋心(烏野高校コーチ)とのこと。対戦チームとどのような試合を展開をしていくか、と考えるのは確かに烏養コーチと通じる部分がありそうだ。性格が桐生だというのは慎重な部分があるからなのだそう。ネームも「最初の2日でできあがっているけれど、残り2日でも悩んでいる」とのことで、だからこそ、あの緻密なストーリーがあるのかもしれない。

 村瀬、石川が熱くなった質問は「アニメハイキュー!!の感想は?」だった。もちろん、当人たちが演じているということはあるが、アニメでは「本当のバレーの音がする」という回答がきっかけにヒートアップ。

 「漫画の白と黒だからこそ生きる陰影がある」と村瀬、石川が熱く語り合った。漫画では文字と絵で表されているところが、アニメでは音と動きで――と全く違う表現である。「双方(アニメと漫画)のいいところを活かしたものになっている」(石川)というように、改めてどちらも観て脳内補完をしたくなる。

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