『BLEACH』に続編はあるのか? 新作読み切りに散りばめられた伏線を考察

『BLEACH』に続編はあるのか?

 細かな部分まで見ていけばいくらでも考察ができそうだが、一番気になるのは続編の有無だろう。前提として同作はこの読み切りで完結している。だが、続編を期待せざるを得ないティップスが多いのだ。例えば、冒頭のタイトルは「NO BREATHES FROM HELL」(地獄からの息吹はない)。だが、最後の見開きページでは「NEW BREATHES FROM HELL」(地獄からの新しい息吹)となっている。これは地獄に堕ちた者たちを指していることになり、物語の展開性を感じる。また、霊圧のない虚、虚の孔が体外に出て体の近くにリングがついているという地獄から来た者の見た目、新しいキャラクターたちなど、この先広がりがありそうな設定が多々あるのだ。

 『BURN THE WITCH』の存在もあるので、『BLEACH』が今後どうなっていくのかは定かではない。だが、今回の読み切りを読んで続きが読みたいと強く思ったのは筆者だけではないはずだ。新しいストーリーが広がっていくことに期待したい。

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